ゆっくり急ぐ

2/6(金) 【タリン ～ リガ】 バスはいたって普通 座席は狭くも広くもない トイレ付 真ん中の乗車口のところにある 席も自由席で1人で2席使用できるくらい、空いていた リガに着いたのは深夜2時過ぎ エストニアのタリンから所要時間は約5時間 バスを降りると、シャキッとなるほどの寒さ リガのバスターミナルは0 ～ 5時までは、ベルを鳴らして1ユーロ払えば中に入れるようだ だが、私はドアが開いているうちに入ったらタダでいけた 夜が明けるまで、黄色い冷たいイスに座って待機 ターミナル内も少し冷えた 膝にブランケットをかける 横にはなれないので座って目を閉じた 8時過ぎにバスターミナルを出発 スーパーでパンを買って朝ごはん ノルウェーから見かけるRimi というスーパー 昼ごはんもここで買ってきて食べた 分厚いベーコンとプリップリのウインナーが美味しかった スーパーは交差点を挟んでホステルの対角線上にある 近くて便利 ホステルに到着すると、チェックインはまだなので共有スペースのソファで 仮眠させてもらった 今回、泊まったホステルはなかなか良かった まず、同じ建物に4つホステルが集中していた その中の4階のフロアに宿泊 1階にはマクドナルド そのため、ホステルに入るときはいつもマクドナルドを通って エレベーターに乗るという面白いシステム オーナーがおそらく女性で女性ウケしそうなホステル 受付も毎日違った女の子が担当していた 朝食付で毎朝、トマトとキュウリがカットされて出てきた トーストに塗るチーズ、バター、ジャムも種類豊富 全部で20種類以上 リガには3泊滞在したが、とても居心地が良かった 仮眠から覚めてチェックイン 外出しようと思ったら、雪が降り始めた 今日はホステルでゆっくりすることにした バルト三国では天気に恵まれないことが多いようだ… 2015年2月　ラトビア　リガの凍った川

2/5(木) 【タリン ～ リガ】 昨日は雪降る天気の中、フリーツアーに参加 旧市街の教会や城、展望ポイントを歩いて回った 小道も何度か通った こういった小道を探して回るのも楽しそう 寒い中、淡々と説明を聞いていた 展望ポイントからの眺めはまずまず 晴れていたら、きっと遠くまで見渡せるんだろうな 高い建物もあまりなく、平野が広がる オレンジ屋根の塔は色鉛筆のようだ 聖堂の塔は削りすぎた鉛筆のように、ものすごく尖っている これらの景色にどんよりとした厚い雲が雪化粧を施している最中だ タリンはチョコレートや琥珀が有名のようだ あちこちでそういうお店を見かける また、エストニア人のびっくり行動としては、赤ちゃんを外に放置すること ベビーカーに乗せたままの赤ちゃんを外に放置し、 親は窓際のガラス越しから様子を伺うのがエストニアの常識なのだそう これにより、小さい頃から寒さに対する防衛反応を高めるらしい また、ちょっと変わった決まりもある それは反射材を身につけること 街を歩いていると、よくコートのポケットから白いストラップのようなものを ブラブラさせている人たちを目にする 夜、車から身を守るためなのか、つけなければいけないらしい また、街の古い時計も少し変わっている ギリシャ数字で表されているのだが、4のところが違う 今ではⅣと表すが、タリンの古い時計はⅠを4つ並べたものになっている それから、電器店では炊飯器を見かけることができる こちらではご飯を炊くものというよりは、圧力鍋のように調理器具の一つのようだ こんな小さな不思議がタリン、エストニアにはあった 観察すれば、もっと驚きの発見が見つかりそうな国だ しかし、私は次の街へと出発した 昨日の雪とはうってかわって、今日は晴れ 眩しい太陽 いつもよりポカポカ そのため、朝からヒッチハイクしていこうかなと思い、歩き出した が、なかなかいいポイントがない… 雪が道路脇に寄せられているということもあり、停車スペースを確保できない 1時間ほど歩いて断念 素直にバスで向かう と、その前に船で会った青年とまた会うことになった マックで待ち合わせして、しばらくしゃべっていた

2/3(火) 【タリン】 船は10時に接岸 いや、もうここはエストニアなので11時 16時間半の船旅 ほとんど揺れず、本当に進んでいるのか心配になるくらいだった また、部屋には窓が無いのでいつ出発し、いつ到着したのかは全然実感がなかった スピーカーから聞こえてくる船内放送でそれを知ることになった スウェーデンとエストニア まったく別の国だが、パスポートのチェックはなし みんな船を降りると、すぐに街を目指してターミナルを出ていった 不思議な感覚 そして、お金をATMからおろすと、ユーロが出てくる 遂にユーロが使える国に入った やっと、ヨーロッパにいるという実感が湧いてきた ここからは、船のキャビンが同じだったエストニア人と旧市街まで歩いて向かった 外は晴れ お天道様を拝めたのは2週間ぶり 北欧にいる間は、雪か極夜でなかなかその姿を目にすることがなかった 気温もそんなに寒くない 嬉しくも、エストニア人の彼は私が予約したホステルまで見送ってくれた とても優しい青年 ホステルに到着すると、朝食を頂いた トーストにシリアルといったノーマルな朝食 そのあとは、久しぶりのシャワー 熱々のお湯で頭、体をごしごしこすった 洗濯機もタダだったので、汚れ物を洗った とても爽快 ここ最近は空港、駅、バスターミナルで寝泊まりしていた そのため、当たり前の施設がとてもありがたく思える 夕方になって宿の周辺をブラブラ タリンの旧市街は石畳の道路 城壁や城門、古い教会も残っており、歴史的 スウィートアーモンド売りやチーズの露店も見かける 彼らは『ゼルダの伝説』に出てきそうな伝統的な衣装を着ている そのため、彼らを最初見たとき、異世界にでも来てしまったかのように感じた また、私が好きな小道もある 一度目に入ると、ちょっとその道を歩きたくなる 幅の狭い石畳の道 夜になると、オレンジ色の温かい照明が不気味に夜道を照らす 石畳が鈍く光る どことなく、メキシコのグアナファトに似ている 旧市街を一歩出ると、車や路面電車がバンバン通る幹線道路 城門のちょうど間からは、白い大きな近代的ビルが見える スーパーにも行ってみた 大分、いやかな