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6月, 2015の投稿を表示しています

14日間の隔離

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10/24(日)  日本に帰国してから新しい職場になり、しばらく忙しくて、更新できていませんでした 今後も忙しそうなので、マイペースで更新していこうと思います いつもどんな風に書いていたのか忘れていました 以前の記事を見て思い出しながら、書きました 14日間隔離したのは、半年前の話です  インドから帰国してから14日間の隔離をしていました 隔離期間中はテレワークで、すぐに次の勤務先の仕事を開始 以前、11月に帰国した時よりも隔離に関して厳格になっていました スマホにアプリをインストールし、毎日ボタンを押して位置情報の報告 メールで毎朝、体調チェックの回答 アプリの方は、毎日不定期に通知が来ますので外出できません 1日4回来るときもあれば、午前と夕方に1回ずつの日もあったりしました ビデオ通話のアプリもインストールしましたが、かかってきませんでした メールとアプリの回答が遅れたりした方々にビデオ通話がかかってくるのだと思います 2020年の11月に帰国した時は、位置情報などの報告はありませんでした そのため、自由に外出してご飯を食べに行ったりしていました  帰ってきて困ったことは食事 Uber Eatsや出前館で簡単に注文できると思っていました しかし、実際は日本の電話番号がないとアカウント登録ができなかったりしました Uber Eatsに関しては、決済がうまくいかずに注文できませんでした 仕方ありませんが、1日目は機内食で食べきれなかったものでご飯を済ませました おかきとパウンドケーキのみ 2日目からは、アマゾンで注文した袋麺、レトルトカレー、缶詰など お米と炊飯器、卵や納豆、豆腐などもアマゾンで購入 2日目からは何とか食糧も確保  SIMカードを契約するにも住所が必要 そのため、面倒ですが実家の住所で登録 実家に届いたSIMカードを送ってもらいました 14日間の隔離期間中なのに、郵便局員からは転入届を出してくださいと注意されました 14日間の隔離期間中で外出できませんと答えても、同じことを繰り返されました 肩身が狭く感じたのを覚えています 役所にも転入届を出さないといけませんが、当時はできていませんでした 【今日のことば】 Más vale tarde que nunca. 2021年8月 日本 地元の風景

いいことばかりが旅じゃない

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6/20(土) 【ケメル ~ ギョイヌク】 久しぶりのベッド 8時半からは朝食 パン、チーズ、ジャム、バター、オリーブ、スライスされたトマトとキュウリ、ゆで玉子 これが一般的なトルコの朝食のようだ ここの朝食は、それに加えハムとメロン、クロワッサンもあった ジュースも4種類 パイナップル、レモン、サクランボ、オレンジ コーヒー、紅茶 それらがブッフェスタイルで提供される プール横 ゆっくりと口へ運ぶ サクサクのクロワッサン 甘くてみずみずしいメロン とても優雅な朝食 部屋に戻り、シャワーを浴びる トルコでは珍しくないユニットシャワー シャワーを浴びると、トイレと床がびしょびしょになる 10時になり、昨日のツアーオフィスに向かう チェックアウトのとき、折鶴をあげた 無料で泊めてもらうのは申し訳ない気がして、小さいが折鶴をあげた オフィスには、まだ昨日のおじさんはいなかった 30分ほどしてやって来た ツアー客をホテルから船に運んでいたようだ 1時に仕事が終わり、7時に起きる もうこの生活に慣れたと言っていた それでも私には、どこか疲れているように感じた 昨夜のように、少し話をしてからお別れ 彼にも折鶴をあげた 日本かトルコでまた会いましょうと言って出発 30分歩いて、幹線道路に出た 昨日、通った場所だ できれば見たくなかった なぜなら、ここを通らず引き返して山道を歩いて、 さらに戻って昨日の場所にたどり着いたからだ 昨日、山道を1時間かけて歩く必要はなかったということだ 引き返して、昨日見たサインの場所を目指す 相変わらず、すれ違うのはロシア人観光客ばかり 町を抜け、山へ入る 今日の道はそこまでタフじゃない が、サインが見つけにくい また、迷ってしまった というか、行き止まりになった 1時間かけて登ってきた道を降りていく 右足の小指にはマメができている 歩くと痛む 出発した時間が12時 いつもより遅めだったということもあり、隣の町で1泊 たった10kmの移動 昨日の雨に続き、今日もあまり進めなかった 先に進んでみたが、山に入っていく 夜、山に行くのは回避 また、

日本語を話すトルコ人のおじさん

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6/19(金) 【??? ~ ケメル】 閉鎖中だと思っていたペンション 夜12時過ぎ 住人がバイクで戻ってきた 昨日は9時に就寝 めっちゃ寝たと思った割には3時間しか経っていなかったことに驚き 疲れていたということもあり、寝たふり 本気で寝たふり 半開きの目で伺うと、黒い影が動いている 男性のようだ こちらの様子も伺っている 顔も覗き込んできた しかし、話しかけてはこず、起こされることもなかった 4時過ぎにまた、男性が近づいてきたが何も言われなかった それともこれは、夢だったのか 9時になり、静かに寝袋をたたみ出発 庭のサクランボをもぎることなく、そそくさと退散 静かに寝させてくれたオーナー、ありがとう 今日のリキアンウェイはほぼ下り こんなに、登ってきたっけと、言わんばかりに下る すぐに村に到着 お腹が空いたので、ピデを頼んだ ここも観光地なのだろう 観光客がジープに乗って来ていた 恐らくロシア人 スマホの充電をさせてもらい、ピデを頬張った 野菜も付いてきた 味気ない食事 それでも、ちょっと高めの値段設定 観光地価格 山道を歩いている途中で雨が降りだす 通り雨だろうとたかをくくっていたが、本降りになる それでも、青空が見えるのですぐに止むだろう 予定外の足止め 木の下に逃げ込みツェルトを広げ、緊急避難 10分で雨が弱まったので、再び歩き出す 雷はまだ鳴っている 道はマウンテンバイクの通り道のようだ 木や看板にステッカーが何枚も貼ってある また、薄くなった車輪の跡も泥道には残っていた しばらくすると、車道に出た ここからも、ずっと下り 膝に負担がくる 山道よりも歩きやすくはなった ここで、また雨が降りだした 木陰に逃げ込む しかし、完全に雨を防げるような場所ではない ザックと身体を徐々に濡らしていく 列になった観光客のジープが、こちらを見ながら抜かしていく (雨の中、こんな所で何をしているんだろう?) という冷たい視線 今度は10分待っても弱まらない 諦めてレインジャケットとレインパンツを取り出した それを着て、雨の中を歩き始める 歩いているうちに、

やっぱ一人旅が気楽だわ

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6/18(木) 【テキロバ ~ ???】 2時にゲイに起こされた 恐怖心が芽生え、深い眠りにつくことはなく、朝を迎えた ビーチにあるシャワーで頭と体を洗う さっぱりしたところで出発 ビーチのトイレで用を足し外に出ると、今度は若者に絡まれた ビールをおごれと言ってきた 面倒くさかったので、さっさと切り上げて歩き出す やたら面倒くさい日だ 今日もリキアンウェイの続き スーパーでフルーツと1.5Lのジュースを買う 昨日の轍は踏まない 歩き進めるも、道が見つけにくい サインをよく見逃した ようやく、山のルートへと入った 山に入ってからも、サインをよく見失う 1人になったので、サインが絶対的存在 地図もなければ、GPSも持っていない 見逃したら、一旦戻って見つけ直す 昨日の脱水症状の方が神経が研ぎ澄まされ、迷うことなかった 下った道を登って戻り、登った道を下って戻る 途中でシェパードたちに出会った 100頭近くのヤギと犬が数匹 夫婦とおじいさん、息子2人 チャイを2杯、クッキーを3枚 トルティーヤのような薄いパンとチーズ それらを頂いた トルコ人に「メルハバ」と挨拶をすると、次には「チャイ」と誘ってくる 本当にそれくらいの確率 おじいさんは海外のおじさんやおじいさんにありがちなウィンクをする この辺りは霧が濃く、肌寒かった 10分休憩 「ギュレギュレ」とお別れをしてまた登りだす しばらくして、ケーブルカー乗場に到着 数人の観光客 ケーブルカーには乗らない もちろん、ここからも歩き 今日は水場も豊富 水分補給には困らない 足も浸けてアイシング 頭から水をかぶって体温を下げる 標高も高くなってきた 気温は低くなり、雪も残っている 雪で斜面が横断出来ない 仕方なく、一旦50m ほど谷に下り、また50m登って正規ルートに戻った 雪解け水を飲むと、冷たくて美味しかった ここ最近で飲んだ水でNo.1 その後も、危険な山道を進む 砂利で滑りやすい道 すぐ横は崖 岩場で足元がぐらつく道 次の村に到着したのは8時を過ぎていた 名前も分からない村 寝る場所を探さないと… 海は近く

二人旅終了。そして、天国と地獄のトレッキング

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6/17(水) 【チラリ ~ テキロバ】 一昨日、ロシア人らが帰った後、トルコ人がやって来た トルコ人とは、あのトルコ人 イズミルのホステルスタッフ ドイツ人相棒といい関係になっていた ドイツ人が誘いまくって、一緒に旅することになった 以前の私なら、お構い無しだった が、今は違う 3人だとヒッチハイクの成功率は低くなる ペースもバラバラ 何より、ほぼカップルの2人と長期間過ごすのは私もだが、向こうも嫌だろう ここが潮時かもしれない… お互いにとって、お互いが邪魔な存在 ペンションの朝食を済ませ、チェックアウト 支払いをすると、めちゃくちゃ高かった オリンポスにあるホステルなら、もっと安くて快適だったはず これも、短期旅行者と過ごした弊害… 庭で寝ることもなく、朝食と夕食付だった ペンションはいい場所 オーナーもケンタッキーおじさんを連想させるような、白髭に恰幅のいいおじさん メガネが似合う ここで、みんなと別れた 約1ヶ月、共に旅したドイツ人ともさようなら 寂しさはなかった 1人になりたい気持ちのほうが大きかった 向こうも向こうで、寝そべったまま、手を振るだけの見送り これで良かったんだ 久しぶりの一人旅 肩の荷がすーっと軽くなった気がする リキアンウェイに戻る 相変わらずの険しい山道 と、きれいな海 ここまでは順調 地獄の始まりは、既に忍び寄っていた 2km歩いただろうか 海を離れて山へと入っていく 干からびた川のように、地面は大きな砂利で歩きにくい 斜面も急勾配 だいぶ歩いた 後ろを振り向くと、海はかなり遠ざかっていた 周りには誰もいない 聞こえるのはハチとハエのブンブンという羽音 カラッカラッの大地があるのみ ヤギもこの辺りにはいないのだろう 糞が見当たらない 南高した太陽は、私に日陰を与えない そればかりか、急な斜面は続き風も吹かない 時々、吹く風は生暖かい 不快感を増すだけだった 水分があっという間に減っていく いつものことで、500mlのペットボトルしか持ってこなかった 時折ある水場も今日に限ってはない 見かけたのは、山に入る前の海沿いの地点

一人旅に慣れてしまったせいで…

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6/15(月) 【チラリ】 ひたすらダラダラしていた というよりも、1人になりたかった 疲れてどこにも行きたくなかった、というのもある ビーチで起きたら木陰に移動 朝から直射日光を浴び、暑くて目が覚めた 木陰に移動してからは、ずっと寝そべっていた ドイツ人相棒は女性たちのペンションに向かう 彼女らとサイクリング 私はそんな気分どころではなかった 昨日の疲れや、イライラが抜けていなかった 木陰でぼーっとする 何も飲まず食わず 4時過ぎにようやく行動 昨日通ってきたオリンポスに向かう予定だった… 偶然か必然か サイクリング中のドイツ人らと出くわす そのまま、遅めの昼食 いや、早めの夕食を食べることになった 来た道を引き返す ここ数日、行ったり来たり 涼しければ問題ない ザックを担いでいなければ問題ない 彼らは悪くないが、正直な意見を言えない私 フラストレーションが溜まってきた 一人旅に慣れていた そのせいで、彼らにどう振る舞っていいのかが分からない レストランでも、スプライトだけ頼んで我慢 会話に参加せず、ぼーっとする そのまま彼らのペンションへ さらに、遠い場所に移動したようだ ロシア人女性たちは、夕方でお別れ その後も、ペンションの庭でビーチベンチに寝そべっていた さすがに、お腹が空いたので何か食べようとしたが、何もない 正確には大量のトマトなどを運んでいる ただ、ガスストーブはドイツ人が持っている 調理が出来ない そんなドイツ人はお構いなしに、ペンションの夕食を堪能している ミニマーケットに行って、ポテチとファンタを買って腹を満たした そのまま、ペンションのベンチに寝そべって就寝 何だか上手くいかない 歯車が狂い始めた 2015年6月 トルコ カルカンのビーチ

「ツカレッタ、ツカレッタ」

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6/14(日) 【カルカン ~ チラリ】 朝、ビーチで目を覚ます 昨日はビーチの端に出してあったベンチで寝た 岩がちょうどよく陰を作ってくれている パッキングをしていると、日が迫ってきた ドイツ人相棒は先に女性たちのペンションに向かった 食料を置いて 昨日のレストランで、トマトやキュウリを大量に頂いた さらに私のザックの重しとなる また、ここからはヒッチハイクでチラリという場所に向かう 女性たちが決めたルート 彼女らはバスを使っていく 勝手に決められた 歩いてカシュという町までは行こうと思っていたのに… こういう小さなことの積み重ねで、イライラが溜まってきた 5人で旅するのにも、ドイツ人にも バスターミナルまで彼女たちを見送って、ヒッチハイク開始 もちろん坂道を通って 本当に坂が多い この町は 今日も焼けるように暑い 交通量はそこまで多くない 黒い車に乗っているカップル カシュの入口まで乗せてくれた ここも交通量は少ない すぐに1台止まったが、ドイツ人が断った カシュまで行くという人たちだった 私なら乗るのに… 結局1時間後に止まった車でカシュへ アンタルヤの分岐点でヒッチハイク 1台止まり、またドイツ人が断る だから、少しでの移動でも私なら乗る 加えて日陰のない場所でのヒッチハイク 長時間待ちたくない 3時間後 またしても乗った車はカシュの出口までの5分の車 だから、最初に乗っとけよ! 私が2時間立って、ヒッチハイクしている最中、ドイツ人は寝ていた 私のヒッチハイクのルール 極力座らないことにしている 車が来なかろうと だんだんとイライラは募る もうこの時点で、ほぼ無視 聞こえないふりをした カシュの出口で乗せてくれたのは、スイマーのおじさん イスタンブールに帰る途中 ギリシャにある島から7km泳いだらしい 45 ~ 49歳の部門で2位 全体でも23位と、言っていた 波のある海を7km泳ぐなんて大変なこと そんなおじさんには、アンタルヤとの分岐点でお別れ ポンポンと調子よく車は捕まらない 場所を替え、歩きながらのヒッチハイク デムレという町まで乗せてく

独りになりたい気持ち

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6/13(土) 【パタラ ~ カルカン】 昨夜も蚊で熟睡できず… 今日も5人で行動 あまり私は乗り気ではない… ペースを合わせないといけないから 短期旅行者とのお金の使い勝手も違う 思っていたよりも高かったペンション代 昨日ATMで引き出したばかりのお金が一気に減る 今日も朝から暑い 加えて登り坂で陰がない 一気に疲労がたまる ここまで歩いてきた疲労も蓄積している 眠い体にむちをうつ 一歩一歩踏み進める ザックもいつも以上に重く感じる どんどん山道に入っていく 険しさも増す また遺跡もあった 頂上にはトルコの国旗が風になびいていた 遺跡の陰で休む 風がよく通るトンネル いつでも寝れそうだ 遺跡をあとにし、海岸線のコースへ 久しぶりに海に出た 絵に描いたようなビーチ 船でしか行けないビーチが眼下に広がる 数隻の船が停泊している クルーザーから海に飛び込んで泳いでいる男女 笑い声が上にいる私たちにまで聞こえてくる リッチな人たちの遊び場なのだろう 対照的に私たちは、さらに険しい道 汗だくになりながら 崖のような岩場 下は海にまっ逆さま ドイツ人相棒は女性たちの手を引いてリードする そのくらい足場が悪いし、切り立った場所を通っている 予想以上にここで時間を食ってしまった 5時にようやく町に到着 町に到着したというのに、とんでもない坂道が続く 坂の町という印象が一気に付いた カルカン すぐさまカフェで一息 観光地らしく、値段が高い スプライトだけ頼んで我慢 早くビーチに行きたい が、みんな疲労困憊していて、重たい腰が上がらない こういうことでも、人数の多さの不便さを感じる 面白いメンバーで楽しさを共有できればいいのだが… ようやく、出発 また急な坂道を登っていく ペンションに着いてチェックイン ドイツ人相棒と私はビーチでキャンプ 荷物を担いだままビーチ 山、海、山、海 時々、遺跡 本当にこれの繰り返し しかも、暑いので疲れていても自然と体はビーチに向かう ここのビーチは砂利の浜辺 水はきれいで透き通っている 波も穏やか ほとんどない

海、山、ときどき遺跡

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6/12(金) 【オズレン ~ パタラ】 川のすぐ横のペンション 白鳥がすいすいと泳いでいる 水場が近いということもあり、蚊が尋常じゃない そこで、ツェルトを張ってキャンプした もちろん、熟睡はできず 寝ては起きての繰り返し 合計で3時間の浅い眠り 今日もリキアンウェイを進む ドイツ人女性も一緒 今日はビーチをひたすら歩く ショートカットしようとして迷ったけど… 靴を脱ぎ、裸足になる 波が寄せるギリギリのライン 海水で少し固まった砂 裸足で歩くのに、ちょうどいい柔らかさ 1時間、2時間と歩いていく ペンションにいたロシア人女性2人組と合流 ここから5人で次の町へ 海岸を抜け、内陸へと進む ビーチは風があり、涼しかった 内陸は風がなく、陰もない 天気に恵まれるのはいいが、暑すぎるのも問題だ 4人はお喋り 4:1のフォーメーション 気分はゴールキーパー 私はどちらかと言えば、静かに自然を感じたい 風の音や虫の声、木々が揺れる音を聞く 遠くの山、空に漂う大きな雲を眺める 何も考えない ただ聞く、見るだけ アスファルトの味気ない道 ここまで来ると、サインも雑になってきた 電柱に薄くなった赤だけのサインが辛うじて見える やっと町らしい通りに出た ATMで現金も補給 今までは、ATMもない村を通ってきた ATMがあるだけで、一気に近代化した感じがする 公園にあるカフェに寄る 東屋の中、5人でテーブルを囲む 疲れた身体 暑さでカラカラの喉 一気に缶のスプライトがなくなった 再び歩きだす 道端に生っている野イチゴ、アプリコット、オレンジなど 腹ぺこドイツ人を中心に、進んでは、止まってもぎる それから食べる なかなか前に進まない… レトンという町に着いた 世界遺産の遺跡が通り道にあった 低い金網がしてあるだけ チケットを購入しなくても、十分中が見える 劇場に、かつての柱の跡など 5km歩き、町の中心部まで来た 5人でまたカフェに入った ここでも水分補給 あっという間にファンタを飲み干す 水は持っているが、今は冷たい飲み物を身体が欲している ペンションの

3年以内にまた来たい場所

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6/11(木) 【ベル ~ オズレン】 夜9時に寝て、朝9時に起きる ほぼほぼ12時間の睡眠 小さな村のペンション 荷物を整理していると、朝食が出てきた ほとんどお金無いのに、どうしよう(汗) とりあえず食べた トマトとキュウリのサラダ、はちみつ、粉チーズ、パン、スープ、 小鉢、パウンドケーキ、チャイ 日本人好みの朝食 昨日の夕食もそうだったが、全部小鉢で少しずつ提供される こういう所が日本人受けしそう 今日のトレッキングに備え、朝食をがっついた チェックアウトのとき、有り金全部渡した と言っても、2人合わせて30リラ(約1380円) それだけだと、あまりにも申し訳ない 折鶴も手渡す 今日から無一文 いや、小銭が2.75リラ(約130円)残っているか… 缶コーラ1杯くらいなら飲めるだろう 昨日会ったドイツ人女性も加わり、3人で隣村を目指す ドイツ人女性は、次のペンションまでメインのザックは運搬してもらうシステム 身軽な装備で歩きだす それに比べ、私たちは15kgくらいのザックと一緒に行動 補給した水が重みを増す 今日のトレイルは少し登って、あとはずっと下り ただ、足場が悪い さらに下りなので気を付けないといけない 思ったよりも時間がかかる 剥き出しの斜面をジグザグに下りていく 日陰はほぼない 容赦なく私たちの身体をこんがり焼いていく太陽 歩いているのは私たち3人だけ 声が聞こえると思って、振り返ると、いるのはヤギたち 虫の声 蜂のブンブンという羽音 風の音 波の音 大地がうごめく音 耳を澄ますと、いろんな音が聞こえてくる 自然を身近に感じられるトレッキング 3年以内にまた来たいと思った 今日はそこまで、移動しない 途中にある水飲み場 頭から水をかぶる 火照った頭、首、腕、足を冷ましてくれる それでも、10分もすれば乾く それくらい暑いし、日陰もない ザックのひもも肩に食い込んできた しかし、眼下に広がるエーゲ海 いや、地中海 どっちだろう? それを右に見下ろしながら進むのは贅沢 5時間くらいで目的地に到着 ドイツ人女性のペースに合わせてゆっくりめ

スペインのカミーノはもう古い?トルコのリキアンウェイの時代が来るかも!

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6/10(水) 【カバク ~ ベル】 朝8時に起床 カバクの海は、朝も波が高い そんな中、トレーニングで泳いでいる女性らもいた 朝食としてリンゴをかじった ドイツ人は朝から海に入っていた 9時半に出発する 行先は分からない 昨日聞いた情報では、アンタルヤまでトレッキングコースがあるらしい 約1ヶ月かかる、リキヤと呼ばれる道 ポーランドの国旗のような赤と白のサインがアンタルヤまで続いている ということで行ける所まで、行くことに スペインのカミーノデサンティアゴ、四国のお遍路みたいな感じかな 近い将来、戻ってきてフェティエからアンタルヤまで挑戦してみたい そのくらいの価値があるくらい山も海もきれい 急な斜面 ゴツゴツの岩場 でこぼこ砂利道 赤と白のサイン ケルンと呼ばれる石を積み上げたサイン 空を見上げれば、白い雲 ゆっくりと流れる 半野生のヤギたち のそのそと動く陸ガメ トトロの「歩こう」という歌が脳内再生された 道はどんどん険しくなっていく 土だった道は砂利道に 砂利道だった道は岩場に カバクの近くには小さな滝と泉もあった そこで、一息 今日も物凄く暑い それに急な斜面が続くので、すぐに汗だく 顔と頭を濡らし、泉に足を浸けた 泉の水はひんやりして、気持ち良かった 3時間でアリンカという隣村に到着 そのまま、ゲイと呼ばれる隣村へ ここから6km ヒッチハイクで隣村の分岐点まで ドイツ人の夫婦 この辺りはドイツ人ばかり トレッキング中にすれ違った夫婦もドイツ人だった もしかしたら、ドイツ人がこのトレッキングコースを作ったのかもしれない 分岐点はひたすら坂道 箱根駅伝の5区もびっくりするくらいの坂道の連続 (次のカーブの先こそは平地) (今見える坂道を上りきったら、きっと…) その期待は尽く破られる どこまでも続く急斜面 1時間半 ゲイに到着 ミニマーケットに寄って食事 残っていたオレンジとクッキー、それから購入したコーラ シュワシュワの炭酸が喉を潤す ドイツ人は購入したパンとトマトを食べた それから、今夜以降に備えパスタやインスタント麺、野菜も買い揃えた

トルコにある幻のビーチ

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6/9(火) 【フェティエ ~ カバク】 屋上で食べる朝食 予約サイトの評価は60%と低かったが、とても良かった 丘の中腹にあるホステル 屋上からの景色は最高 朝食付 スタッフもフレンドリー ディスカウントもしてくれた フェティエで最安 まあ、欲を言えばシャワー設備をもう少し整えれば完璧 朝食を食べ、シャワーを浴びる パッキングを済ませ、屋上の共有スペースでダラダラする ここからカバクまでは、1時間 急いで出発する必要はない 居心地もいい 窓から入ってくる潮風が気持ちいい 1時ちょっと前に出発 移動方法はもちろんヒッチハイク お金はないが、私たちには時間がある ホステルを出て、丘に登る そこからの景色も格別だった フェティエの入り江が一望できるスポット 途中にはトレッキングコースもある 歩きながらのヒッチハイクを止め、迷わずトレッキング これも時間があるからこその選択 2時間近くのトレッキングで、町にたどり着いた そこで見た光景は、思いっきり観光地 英語が飛び交い、看板も英語表記 どうやらここはイギリス人のリゾートのようだ レストランの看板には「English Breakfast」と呼び込む宣伝があちこちで見かけられる 海が近いというのに、ホテルにはプール 子供のためにウォータースライダーなんかもある ここは本当にトルコなのか? 私は今、どこにいるのか? 頭の中が混乱した レストランの店員も英語で話しかけてくる タクシーやバスがたくさん通り、観光客用のバギーや自転車も走っている 顔を見るとサングラスをかけた欧米人 そんな街を抜けて、ヒッチハイク ホテルのセキュリティをしているおじさんが5分ほど乗せてくれた 次に止まったのは、カバク行 車が全く通らないオフロードをトレッキングしている時は、不安もあった なんやかんやで、ちゃんと目的地にたどり着く 遠回りでも構わない おじさんが言うには、やはりイギリス人、ロシア人の観光客が多いらしい 先ほどの街はオリュデニズという街 トルコ屈指のビーチで有名らしい そこにはやはり、立派なホテルが軒を連ねている 横はすぐ崖の道を進んでいく バ

ドイツ人相棒とのすれ違い

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6/8(月) 【パムッカレ ~ フェティエ】 昨日書いたポストカードを郵便局へ出しに行く そのままヒッチハイク すぐに止まった デニズリまで 中心に近いところ そのため、次の車が捕まらない 反応も渋い 3時間 2ヶ所移動してやっと捕まった この先の分岐点まで 30分程で次の車が止まる フェティエ行 私たちが今日の目的地にしていた場所 そう、私は思っていた ドイツ人が途中で降りるまでは… おじさんとお兄さんの2人組 お兄さんはどうやら子分といった感じ おじさんの電話にはよく電話がかかってくる ブルートゥースでカーステレオと繋がっているらしく、 トルコ語の会話が私たちにまで筒抜け 10回以上、電話が鳴ったり、かけたりしていた 2時間近く走ったところにある分岐点で止まる車 降りたドイツ人はこのままカシュという街まで行く予定だと言った そんなの聞いていない 私はフェティエの近くにあるビーチに向かうと思っていた ドイツ人とは最近、考え方がすれ違ってきている 結局、フェティエ行の車を再ヒッチハイク 30分 フェティエの入口まで乗せてくれたおじさん ここからフェティエの中心街までが遠かった 若干気まずくなった雰囲気の私とドイツ人 黙々と真っ直ぐ歩き続ける この道が正しい道かどうかも分からず ただひたすらに 無言で2時間近く歩いた この日向かっていたのは、カバクというビーチ カバクコユとも呼ばれているようだ しかし、グーグルマップで検索しても曖昧な場所しか表示されない 本当にあるのか疑わしい… この場所もイスタンブールで会った友人に教えてもらった場所 今日はそこでキャンプしようと思っていたが、時刻は7時を過ぎている ツーリストインフォメーションも5時に閉まっていた 情報収集ができない カバクの正確な場所も分からない この日は、フェティエに1泊することにした ドイツ人は 「I don’t like city.」 と言って、嫌がっていた 私は自然と都市が7:3の割合で好きなのに対し、ドイツ人は9:1くらい ほとんど自然の観光地にしか興味がない 「ここの次はあの山、そのあとはこのビー

綿の城パムッカレ

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6/7(日) 【パムッカレ】 ホステルの朝食を食べ、ヒエラポリスを目指す 綿の城という意味のパムッカレ ヒエラポリスと呼ばれる遺跡と自然にできた石灰華の段丘プール 入場料は25リラ(約1130円) ドイツ人は高く感じたらしく、裏から回ってタダで入ろうと提案してきた 私は行きたいと思った観光地の入場料は出し惜しみをしない エアーズロックツアー、マチュピチュ、NBA 観戦なども然り 私は渋々、了承した 恐らく無理だろうと心配していた 入口の裏手にある山を登る もう、この辺りから石灰華 触るとチョークの粉のように手が真っ白になる 30分かけて上りきった ところが、不安は的中 セキュリティがすぐさま駆け寄ってきた 「チケットは?」 の質問にしどろもどろになる2人 チケットオフィスに連れていかれた 10分かけてチケットオフィスへ セキュリティの先導に、とぼとぼ付いていく2人 歩いている道中、 『どうしてあのときドイツ人の提案に、「No 」と言えなかったのだろう』 『エントランスから、正規に入場しておけば、こんな面倒臭いことにならなかったのに』 ということばかりが頭をかけめぐっていた と同時に、ドイツ人に対する苛立ちも募った また、このあと連れていかれてどうなるのだろうという不安もあった チケットオフィスでは、何かの書面にサインを書かされた トルコ語で何を書いてあるのかは分からない 近くにいたトルコ人が簡単に英語で訳してくれた 特に問題は無いようだ ただ、手書きで書面をコピーしていた辺りをみると、 私ら以外にも先例があることは目に見えてわかった 正規の値段を払って今度こそ入場 本当にそれ以外のペナルティーはなかった ただ、ヒエラポリスに名を刻んだ セキュリティに連れられて通った道を引き返す 石灰華の段丘は観光客でいっぱい 靴を脱いで水着になっている 私たちも水に浸かる 普通の水 冷たくもないし、温かくもない 白い石灰華に淡い水色 歩くと、沈殿した白い泥が舞い濁る 少しの間水に浸かっていた 自然にできたプールを出ると、今度は遺跡を見に 点在する遺跡 中でも目立つのが丘の上にある円形劇場

パムッカレはアジア街!?

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6/6(土) 【イズミル ~ パムッカレ】 ベッドバグにやられたところが、いまだに痒くて寝つきが悪い ホステルの朝食を食べ、シャワーを浴びて準備 ヒッチハイクでパムッカレを目指す ヒッチハイクポイントまでは電車 この移動はドイツ人頼み 私のスタイルはヒッチハイクポイントまでもバスや電車を使わない ヒッチハイクは彼に任せる だんだんドイツ人とは、旅のスタイルなどがすれ違ってきた… ヒッチハイクポイント近くの空港 空港を出ようと歩いていたら車が止まった 空港の出口まで乗せてくれた 運転手のお母さんと息子 お母さんはスカーフを被っていた 軽いムスリム教なのかもしれない こういう方が止まってくれたのは初めて スカーフを被っている人がドライバーだったり、 同乗者にいる車は止まってくれたことがなかった 歩いてヒッチハイクポイント探し 今日も日差しが強い 少し歩くだけで、ザックを背負った背中が蒸れてくる やっと見つけた場所でヒッチハイク 30分でゲット どこに行くのか分からなかったが、とりあえず乗った しかし、向かった先は空港 1時間かけて、空港に逆戻り しかも、最初よりも遠くなった 再び歩いて高速に向かう ちょこっとドイツ人にイラッとしたのを覚えている 30分で次の車をゲット 中継地点のアイディン行 止まったのは黄緑色のクラシックカー ルパンが乗りそうな小さな車 ガソリンスタンドに立ち寄って洗車もした トルコ人はきれい好きなようだ 差し入れでジュースまで頂いた 途中でエフェソスという遺跡にも少し立ち寄ってくれた 今度はアイディンから、デニズリを目指す 30分程で止まった デニズリ行 最初はどうなることかと思ったが、順調だ ケバブとアイランもご馳走してくれたお兄さん2人組 ちょい悪っぽい感じ デニズリが近づくに連れて雲行が怪しくなってきた しまいには、大雨 デニズリの街に到着 3車線道路の2車線は水没 そんな中、ガソリンスタンドの前で止まってくれた お礼を言って別れる ここからは、バスでパムッカレ こんな雨の中、ヒッチハイクはしんどい この意見はドイツ人と一致 ヒッチハイ

大切な旅の相棒をなくした…

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6/5(金) 【チェシュミ ~ イズミル】 太陽の光で起床 ツェルトが照らされて、中が暑かった 朝イチ、水着になって海に入った ビーチは目と鼻の先 10m 絶好のロケーション 観光客もほとんど来ない 地元の人が1組だけいた 穴場スポット 水はまだ冷たい 火照った身体も一気に冷めた ツェルトを片付け、ヒッチハイク チェシュミの中心街へと戻る 今回はトルコ人も加え3人 車の通りは全く無いが、2台目で捕まった 止まってくれたのはオープンカー お茶に誘われ、レストランへ クムルと呼ばれる、イズミル限定のサンドウィッチも食べた 溶けたモッツァレラチーズが美味しかった ドライバーのおじさんから、夜飲みに誘われた 夕方に待ち合わせをして、別れる 私は1人で町歩き ドイツ人とトルコ人に荷物を見てもらい、身軽になったところで行動開始 2人も彼らの時間が欲しかっただろう しかし、歩いても歩いても、昨日の中心街に着けなかった 仕方なく、来た道を引き返す ドイツ人が1人ベンチに座っていた トルコ人はもう居なくなっていた 明日、イスタンブールに引っ越すらしく荷物の整理をしなければいけないらしい 昨日、夕陽が沈むのを見たチェシュミのビーチに行く ここで今朝ヒッチハイクしたおじさんと待ち合わせ それまで、ビーチで過ごす やはり、ここのビーチは風が強い 天気も良く、ビーチは観光客がいっぱい訪れている それでも、まだシーズンまでには少し早いようだ 観光客で溢れているとまではいかない 一泳ぎして、ビーチに寝転がった 目を閉じると、気づいたら寝ていた 待ち合わせの5時も過ぎている どうやら、おじさんは来ないようだ このままだと、何もすることがないので、イズミルまで戻ることになった できれば、昨日のビーチにまた行きたかったが、少し離れている 移動手段は、もちろんヒッチハイク 1分で止まった しかも、イズミルまで一発 トルコ語だけしか話せないおじさん 時速80kmの安全運転でイズミルを目指す ここで、あることに気付く 左手首に着けていたミサンガが無い! 1年前ウルグアイでホームステイしたカップルにもらった大

トルコのビーチをはしご

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6/4(木) 【イズミル ~ チェシュミ】 昨日は何もする気が起きなかった ベッドバグにやられ、全身が痒かったせいもある ドイツ人は相も変わらず 「どこ行く?何する?」 と、質問ばかり 少しばかり一人になりたい… 今日はイズミルからちょっと離れた場所にあるビーチに向かう ホステルでドイツ人が仲良くなった人たちと一緒に行く フランス人、オーストラリア人、トルコ人、私たちの5人 トルコ人はホステルのスタッフ レンタカーを借りる こんな人数で行動するのは、正直いうと嫌だ ほぼ初対面で半日行動しなければいけない 席は私が助手席 私は特に話すこともなく、外をぼんやり眺めていた 車内は4人で盛り上がっていた 話しかけられたらとりあえず、笑顔で頷いていた いつもは、ある程度社交的に接する この時ばかりは、1人になりたい気持ちの方が大きかった 2時間弱のドライブ カラブルンという小さな町 思い描いていたビーチとは程遠い しかし、海はきれい 離れ小島が目の前には見えた 場所を変えたいという意見を言う前に、もうドイツ人は海に飛び込んでいた 1時間近く、寄せる波を1人で眺めていた ビーチと呼べるか怪しいが、その目の前にあったレストラン そこで昼食 集団行動だと交際費として、少々高くても払わなければいけない ホステル代とほとんど変わらない食事代 久しぶりに魚を食べた それにしても、ナイフとフォークで魚を食べるのは一苦労 いつもは、箸で食べているので慣れなかった 食後はチャイを飲み、寂れた港町を歩く 野良猫がレストランのおこぼれを狙っている 寂れた港町 十数匹の野良猫 何だかその光景がマッチしていた 夏になったらもう少し人が増えるのかもしれない みんながアイスを食べ終え、やっと移動 一つ手前の町へ モルドガン ホステルスタッフの友人らと合流 ますます人が増えてしまった そこのビーチもまずまず… さっきよりはビーチらしくなった 静かで水もきれい 足をつけてみたが冷たい 気合いを入れて、肩まで浸かった ドイツ人たちは高さ5mくらいから飛び込めるポイントへと行ってしまった 1時間くらいここで過

山からエーゲ海へ

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6/2(火) 【ウルダー ~ イズミル】 犬の吠え声で眠れなかった 11時半と2時過ぎの2回 10匹以上の犬が吠えていた うるさくて寝つけなかった 朝になると、今度は寒くて寝つけない 6時になると、寝袋から這い出た キャンプサイトにあるゴミのコンテナは2ヶ所、無造作に倒されていた もしかしたら、熊が出たのかもしれない 犬の力では絶対に倒せない大きな金属のコンテナ 人間の力でも、かなりの力が必要 深夜に犬が吠えていたのは、私たちから熊を遠ざけるためだったようだ 朝から、火を焚いて体を温める 朝食はインスタントラーメンとクッキー、コーヒー テントを片付けキャンプサイトを出発 ここのキャンプサイトは私たちだけしかいなかった 昨日の夕方いた人も、夜には車で帰ってしまった 朝から、静かなアスファルト道を歩き出した 寝ていない体 抜けていない昨日の疲れ 鉛を付けたかのような足を前に出す 朝、山から街に向かう車は少ない 車が止まってくれたのは、歩き始めて1時間後 昨日いたホテル集落 そこでシェフとして働いているお兄さん ブルサの街まで乗せてくれた トコトコと揺れる車内が眠気を誘う これから向かうのはイズミル イズミルまでは、一本道 お兄さんがそこで降ろしてくれた 車の通りは多いが、スピードも速い ほとんど私たちに目を向けるドライバーは少ない 1時間やって場所替え 2時間待って、ようやく1台止まる 5分だけのドライブ 20分後に止まった車も5分のドライブ さらに、止まってくれた車でやって来たのは、ブルサから40km地点 4時間かけて40km 今日はなかなか上手くいかない 次に止まったのは、長距離トラック ようやくイズミルまでの車をゲット 自然と顔がほころぶ セラミックを運ぶトラック運転手 英語は全く 何とかジェスチャーなどで、お互い理解する あまり荷物を揺らしては駄目なようだ 時速80km以上は出さない 下り坂は時速40km 周りは120km以上出すような道路 のらりくらりとした移動 裸足の左足をハンドル横に乗り上げて運転 ワイルドなドライバーだ 私は運転席の後ろにある、ベ

トルコでおすすめのキャンプサイト

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6/1(月) 【ウルダー】 朝起きると、ツェルトにはびっしりと露が付いていた それもそのはず ここの標高は1500m以上 ひなたにツェルトと寝袋を干す その間に、朝食としてリンゴをかじっていた すると、おじさんが近づいてきた ドイツ語を話せるおじさん ここからはドイツ人の出番 ドイツはリトルターキーと呼ばれるくらいトルコ人がいる 街にはケバブ屋が溢れているらしい そのためか、トルコでもドイツ語を話す人がいる 年代によっては、英語よりもドイツ語が普及している 親日国と言われるトルコだが、ドイツにも好意的な印象が強いようだ 他のヨーロッパは、トルコ入国に20ユーロ支払うのに対し、ドイツは無料 そんなおじさんに朝食に誘われた おじさんは3人でキャンプに来ていた おじさんともう一人男性 それから女性が一人 みんな英語は駄目なよう ドイツ語もおじさん1人だけが堪能 それでも他の2人はトルコ語で優しく話しかけてくれた 「もっと食べろ、もっと食べろ」 と、腹一杯になっても、パンをスライス オリーブ、カットトマト、チーズをどんどん皿に盛ってくる トルコ人に欠かせないチャイも3杯 これから、帰る予定のようで荷物を減らしたかったようだ 赤い車には水のタンクがいっぱいに積まれ、食糧もやまほどあった ブルサの街に着いたら、チャイを飲みに行こうと電話番号を渡された ようやく登山を開始したのはお昼前 登山口までは、歩きながらヒッチハイク 2台乗り継ぎ、到着 ホテルが固まった集落 ウルダー山の頂上に行くことは可能らしい 見たところ、雪はまだ積もっている また、頂上付近はガスっている これじゃあ、山頂に行ってもいい景色は拝めない 2人で話し合い、山頂には行かなかった 近くの展望台だけ登ったが、そこもガスっていた 昨日とは別のキャンプサイトに下山し、そこでキャンプすることに決めた 3km 歩くと、手前のキャンプサイトに到着 そこで、家を改装中の家族にチャイを勧められた たまたま家の前を通りかかったら、手招きされてチャイを飲むことになった しばらくして、隣のキャンプサイトに移動しようとすると、 熊に気をつけるように忠告を受け

トルコ1周の旅スタート

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5/31(日) 【イスタンブール ~ ブルサ】 昨日は終日のんびり 今日はチェックアウト ブルサという街へ そこの近くにある、ウルダーという山に登りに行く ブルサまではヒッチハイク 旧市街と新市街を結ぶ橋のふもと そこから出るフェリーに乗った 4リラ これに乗ってアジアサイドに向かう イスタンブールはヨーロッパサイドとアジアサイドに分かれている ヨーロッパサイドはさらに新市街と旧市街に分かれる アジアサイドからさらにバスに乗りハイウェイ近くへ ドイツ人が調べたルートを頼りに、私はついていくだけ 案外時間がかかった 移動時間に1時間以上 移動で疲れてしまった… ヒッチハイクを始めたのは1時を過ぎていた 1時間弱 ブルサとの分岐点まで乗せてくれたお兄さん 仕事と休暇で世界を回ったことがある 日本も行ったことがあると言っていた アジア、アフリカ、南米と幅広い ここで、物凄い睡魔 昨日一日、何もしていないのにめっちゃ疲れている 午前中の移動でかなり体力が削られたようだ また、炎天下でのヒッチハイク コクンッコクンッと船を漕いでいた たまらず寝てしまった… 別れ際には、お兄さんが私たちにペットボトルの水の差し入れ この暑さでも頑張ろうという気になった 料金所のようなゲート横でヒッチハイク 1時間ちょっとかかり、ブルサ行をゲット この車でも、めっちゃ寝てた 車で寝るのが止められない 途中のガソリンスタンドでは、チャイをおごってくれた そんな優しいおじさん 3時間の長旅 7時少し前にブルサ到着 ここからさらにウルダーを目指す 歩きながらヒッチハイク 止まってヒッチハイクしないのは、寝床も探しながらやるため もし、車が捕まらなかったら寝る場所がない ギリギリ2車線 幅の狭い道路 歩道は無い そんな坂道をひたすら登っていく 1台の車が途中まで乗せてくれた また、歩きながらヒッチハイク再開 夕陽が沈みかけようとした時、止まってくれた ウルダー近くの公園まで 夕陽の正面には月が上っていた 真っ赤に燃え、溶けそうな夕陽 白く光るまんまるのお月様 9時頃、自然公園内で降ろして

ウユニで会った旅人とイスタンブールで再会

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5/29(金) 【イスタンブール】 今日は友人と再会 ボリビアで出会った スクレからウユニまでのバスが隣同士 ホステルを一緒に探し、ウユニ塩湖も同じツアーに参加した 南米では珍しいトルコ人の旅人 だから、とても印象に残っている あれから10ヶ月 彼女はイスタンブールに帰り、私はまだ旅を続けている 暇なドイツ人も連れていった ドイツ人は以前、訪れたことがある 大都市で嫌いと言っている 確かに昨日、少し街を歩いてみたが、混雑している レストランの客引きもよく声をかけてくる 自分のペースで歩くのが難しいので、ストレスになる そんな、混沌としたイスタンブール ブルーモスクの近くで待ち合わせ スルタンアフメットのトラム駅で彼女を待つ しばらくたって、無事合流 昨日のポーランドで会った旅人のように、スレ違いにならずによかった 昼食はトルコ料理 ミートボール、豆のサラダ ブルガリアから送ってくれた人たちが、ご馳走してくれたものと同じ デザートに氷菓子のようなものも食べた 食後にグランドバザールへ 大きな敷地にひしめき合うお店 それと同じくらいの人 サッカーのガラタサライというチームが優勝したらしく、 赤と黄色の旗がバザール内を飾っていた 貴金属、絨毯、雑貨など 南米のような乱雑さはなく、商品が綺麗に陳列されている グランドバザールの後は、おやつ 一口サイズの洋菓子 イスタンブールの街中でもよく見かけた チャイととても合いそうな、しっとりとして甘い菓子 一休みしてアヤソフィアへ 入場料30リラ(約1390円) ドーム内の半分は工事中 1階には、穴に親指を入れて、指を一周できたら願い事が叶うという柱があった 私たちも挑戦した 2階にはモザイク画 天井には、天使の絵や神アラーを示す文字が書かれている アヤソフィアを出ると、ブルーモスクに向かった 無料で入場出来るが、入るまでに10分待った 男性は短パンなら、足元をスカーフで隠す 女性は髪の毛をスカーフで隠す スカーフは貸し出ししていた 靴を脱いで中に入る お祈りのスペースと観光客のスペースと仕切られていた お祈りしている人もいれば、ただ地面

イスタンブールは迷いやすい?

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5/28(木) 【イスタンブール】 昨夜、ホステルに着いたのは深夜1時過ぎ 暗くて気づかなかったが、窓から見える景色は絶景だった 屋根裏の16人部屋 アヤソフィアが真ん前に望める絶景ポイント 反対側の窓からは海が眺められる 貨物船がゆっくりと朝から運航している この立地、ましてはイスタンブールにしては、お手頃な価格のホステル 朝から、アウトドアショップにお出掛け 今いるのは、旧市街 橋を渡って新市街へ向かう 方向音痴のドイツ人についていった結果、2時間歩かされた お店で買ったのはガス缶1個 ドネルケバブを食べて、ホステルに帰った ここでも方向音痴が発揮される 1時間近く迷って、ようやくたどり着いた 似たようなモスクがイスタンブールのあちこちにあるので、迷うのは必至 そうこうしていると、ポーランドで会った旅人と入れ違いになった せっかく会えるのを楽しみにしていたのに… 彼は今日から、セルビアに行くらしく、1週間近くイスタンブールにはいない 正直に残念 帰って来てからはホステルでのんびり 夜はホステルで知り合った中国人、イギリス人と一緒にバーへ 中国人は18歳 17歳からちょこちょこ旅に出かけているらしい 9月からは、アメリカの大学でマーケティングを学ぶ 彼の将来が楽しみだ 1杯だけビールを飲んで帰路に着いた しばらくホステルのベランダで、ライトアップされたアヤソフィアを眺めながらお喋り こうして、イスタンブール1日目は終了 2015年5月 トルコ イスタンブール