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5月, 2014の投稿を表示しています

14日間の隔離

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10/24(日)  日本に帰国してから新しい職場になり、しばらく忙しくて、更新できていませんでした 今後も忙しそうなので、マイペースで更新していこうと思います いつもどんな風に書いていたのか忘れていました 以前の記事を見て思い出しながら、書きました 14日間隔離したのは、半年前の話です  インドから帰国してから14日間の隔離をしていました 隔離期間中はテレワークで、すぐに次の勤務先の仕事を開始 以前、11月に帰国した時よりも隔離に関して厳格になっていました スマホにアプリをインストールし、毎日ボタンを押して位置情報の報告 メールで毎朝、体調チェックの回答 アプリの方は、毎日不定期に通知が来ますので外出できません 1日4回来るときもあれば、午前と夕方に1回ずつの日もあったりしました ビデオ通話のアプリもインストールしましたが、かかってきませんでした メールとアプリの回答が遅れたりした方々にビデオ通話がかかってくるのだと思います 2020年の11月に帰国した時は、位置情報などの報告はありませんでした そのため、自由に外出してご飯を食べに行ったりしていました  帰ってきて困ったことは食事 Uber Eatsや出前館で簡単に注文できると思っていました しかし、実際は日本の電話番号がないとアカウント登録ができなかったりしました Uber Eatsに関しては、決済がうまくいかずに注文できませんでした 仕方ありませんが、1日目は機内食で食べきれなかったものでご飯を済ませました おかきとパウンドケーキのみ 2日目からは、アマゾンで注文した袋麺、レトルトカレー、缶詰など お米と炊飯器、卵や納豆、豆腐などもアマゾンで購入 2日目からは何とか食糧も確保  SIMカードを契約するにも住所が必要 そのため、面倒ですが実家の住所で登録 実家に届いたSIMカードを送ってもらいました 14日間の隔離期間中なのに、郵便局員からは転入届を出してくださいと注意されました 14日間の隔離期間中で外出できませんと答えても、同じことを繰り返されました 肩身が狭く感じたのを覚えています 役所にも転入届を出さないといけませんが、当時はできていませんでした 【今日のことば】 Más vale tarde que nunca. 2021年8月 日本 地元の風景

アルゼンチンの一般家庭におじゃまします!

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5/26(月) 【ブエノスアイレス】 午前中、家で友人と同僚らがミーティング ミーティングといっても、セッション ギターや太鼓の音合わせ その間、私は駅近くのマックへ 友人の家には、wi-fiがあるが、パスワードを忘れたらしい そのため、ここ1週間はこのマックで日記をつけていた 夜になると、彼の姉が訪ねてきた 彼女と一緒にやって来たのは、1歳児の女の子 やっと歩けるようになったくらい まだ足下がおぼつかない 姉もパソコンを使いたいよう 友人は乱雑な机上を捜索 しばらくすると、wi-fiのパスワードが書かれた紙を手に持っていた それから、家でもネットが使えるようになった 姉の夫も合流し、みんなで友人、姉の両親の家へ 家までは歩いて30歩 すぐ近く! 家の中には、妹夫婦とその子供が先に到着していた みんなに挨拶を交わす 右頬を互いにくっつけてキスをする はじめは、戸惑っていたが1ヵ月もいれば、慣れてきた 夕食まで、子供たちと遊んだり、スペイン語、英語混じりで会話を楽しむ 夕食の時間はもちろん10時過ぎ 子供たちもまだ起きている というか、元気が有り余っている 中学生まで9時に寝ていた私には、ちょっと考えられない… 10人と犬1匹で大きなテーブルを囲む ご飯はデリバリーしたピザ アルゼンチンでのピザの食べ方は少し変わっている ピザの上にフェイナというものを乗せて食べる 見た目は、チーズケーキみたい そのため、ピザを2枚重ねたような形でかぶりつく 初めて知って、少し驚いた 食事中、ずっと犬がピザを狙っていた 椅子に座っている私の膝に前足をかける 鼻をヒクヒク、尻尾をフリフリ 実家にいる犬を思い出した 食後のコーヒーも頂く 妹夫婦の子は3歳の男の子 家の中をすばしっこく走り回る 大声を出して歌う やんちゃな盛りだ 彼らが先に帰ると、賑やかだった食卓も少し落ち着いた やっぱり、大勢でご飯を食べるのは楽しい 1人暮らしのときは、外食かコンビニ弁当 家でテレビをつけながらの食事 そうしないと、シーンとするからだ 大人数だと時間が過ぎるのも早く感じる 楽しい時間は早く過ぎるとはよくいった

サタデーナイト?

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5/24(日) 【ブエノスアイレス】 アルゼンチンの夜は長い サッカー観戦のあと、しばし小休止 まだ予定がある今夜 コルドバで会ったもう一人の友人と合流 彼のお家でサパショという料理を食べる 23時頃に食べる夕食 ご飯の時間だけは、まだアルゼンチンタイムに慣れない 途中でお腹が空く 今夜の予定とは、ライブ kumbia samurayというコピーバンド クンビアというジャンル 半数は日系人のメンバーで8人組 以前は全員日系人だったようだ ライブの前に、前座でマジックがあった 切れたロープをくっつける トランプを使ったもの 数字を言い当てるもの おなじみのマジック 観客にも手伝ってもらいながら行う これが、案外面白かった スペイン語が分からない私には、こういう見て楽しめるものは良い バンドの演奏もかなり盛り上がった そこまで大きくないライブハウス ピョンピョン跳ねる観客 胴上げされる観客 日系人バンドなので、マジンガーZやドラゴンボールの演奏もあった 頭上のプロジェクターには相撲の取り組みが流されたりした 以前会った日系人の方にも再会 今日は照明の裏方をやっていた ライブハウスのロビー 煙草の煙、マリファナの匂いが充満している 深夜1時に始まった演奏は3時過ぎまで続いた 終わってからは、お酒を飲みながら立ち話 気づくと5時を越していた そこから帰るかと思いきや、別の場所で行われているパーティーへ 大音量の音楽が流れる、暗い室内で踊る チカチカ光る照明 どこの国もパーティーは同じようだ 違うのは、流れる音楽と飛び交う言語くらい そうして、パーティーの片付けが始まる時間までいた 帰る頃は、空が白けていた 冷たい朝の空気 吐く息が白い 小刻みに震えて体を温めながら、家に到着した ベッドに入ったとき、時計の短針は8を指していた サタデーナイトが終わりを告げた… いや、もうサンデーモーニングか… 2014年5月 アルゼンチン ブエノスアイレス

土曜学校に参加@ブエノスアイレス

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5/24(土) 【ブエノスアイレス】 アルゼンチンタイムに慣れてきた 少しずつ、少しずつではあるが… 今日は昼から、居候させてもらっている友人の仕事へついて行った 行先は小学校 曜日からも分かるように、授業は無い 解放日 30人以上の小学生から高校生が集まる スポーツをしたり、音楽を聞いたり、遊んだりする ダンス、バレー、バスケット、もちろんサッカー 友人や彼の同僚らは、子供たちにダンスの振り付けを教えたり、世話をしている 町の小学校で子供たちを集めて活動させる 小さな楽団を呼んで、演奏を聞かせる おやつにサンドウィッチやジュースを配る 言い換えれば、ボランティア活動のようなもの これが彼の仕事のうちの一つようだ 2階建ての小さな学校 角にあるため、三角形の形をした造り 建前中央が中庭になっている そこでスポーツをする 入口左手には、広めの共有スペース 中央ではダンス 後ろの方では、本を読んだり、絵を描いたり、チェスをしている みんな仲良く楽しんでいる 友人も人気者のようだ よく子供たちから名前を呼ばれている 本当に元気な子供たち おやつもおかわりする ふと友人の言葉が、脳裏に浮かんだ 移動中の車内 「今から向かう場所はあまり裕福でない地域で、中流階級よりも少し低い」 ブエノスアイレスの周辺にはvillaと呼ばれるこのような地域が多くある おやつをおかわりするが、なかなか食べようとしない子供たち どうやら家に持って帰る分を溜めているよう それを見て、複雑な感情が芽生える 特に小さな子が、そうしているのを見ると、一層心をしめつけるものがあった おかわりしようと伸ばした手を、ひっこめる 共有スペースで一緒におやつを食べたあとは、音楽鑑賞 6人組の男女から成る楽団 南米の伝統的な笛と太鼓の演奏 長さの違う筒状の木が、2段重ねに並んだ笛 見たことはあったが、その音色はまだ聞いたことが無い アルゼンチンカラーの白と水色の衣装と帽子を身にまとっている 笛も大きさによって異なる音色を奏でる 6人が作り出す音色が心地よい 男の子らは、そんなことより、サッカーのチャンピオンズリーグが気になるよう ち

オススメ!! 【Free Tour】

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5/22(木) 【ブエノスアイレス】 まだ慣れないアルゼンチンタイム 昨日は4時に寝ついた 9時に起きて、出発 昨日、一昨日と1日中雨のブエノスアイレス アルゼンチン人の友人宅から、どこへも行けず… やっと止んだ雨もまた降りだしそう そんな厚い雲が今日も、空を覆っている… 行き先はフリーツアー 11時と17時の2回 別のルートなので、2回とも参加した 午前はCongreso, Casa Rosada, Av. 9 de Julioなど ブエノスアイレスの中心地を歩いて回る 午後はレティロ周辺の貴族に関する建物巡り Plaza San Martin, Monumento a Malvinas, Cementerio de la Recoletaなど 女性ガイドが歴史を解説しながら、移動する また、アルゼンチンのスラングなども教えてくれる ・アルゼンチンでは、写真を撮る時はチーズではなくウィスキーと言う ・7月9日通りは独立した日が由来で、140mの道幅は南米で最も大きな通りだった ・でも、ブラジリアに150mの通りができて、2番になった ・サブマリノというミルクにチョコバーをつけながら飲むスタイル ・アルゼンチン人がよく使うジェスチャー ・整形が簡単にできること 他にも、いろんな話をしてくれた 午前と午後で同じ話はなかった 話の引き出しが多く、全く飽きない とても楽しい時間を過ごした 今まで参加したフリーツアーでは1番面白かった ぐずついていた天気も、なんとか持ちこたえた 途中、晴れ間をのぞかせる かと思えば、パラパラと小雨が降りだす それでも、苦にはならない 初対面でしかも多国籍の人らと一緒にツアーできるのは貴重な体験 オススメのツアー また、午前と午後のツアーの間にEl Ateneoという書店にも訪れた 美しい書店として有名 以前はシアターとして使われており、ステージなどそのまま 吹き抜けの天井が高く、荘厳な内装 おしゃれ過ぎる本屋さん 合計5時間のウォーキングツアー 気持ち程度のチップで、誰でも参加できる 予約も不要 途中で参加して、途中で帰ることもできる ノープラン旅でめんどくさがりの私

アルゼンチンTIME

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5/19(月) 【ロサリオ ~ ブエノスアイレス】 居心地の良かったホステルを夜11時に出発 ホステルのfacebookページに写真まで撮ってくれた とてもフレンドリーなスタッフら 0:22発の列車に乗り込む 次の目的地 ブエノスアイレス 9時間の移動 また、あの直角で硬めの座席に座る 夜通し走る列車 今回はグッスリ眠れるだろうとタカをくくっていた 予想以上に揺れる車内 薄いクッションの座席 やっぱり、前回同様、浅い眠りの繰り返し 列車の到着も1時間遅れ コルドバからの乗客だと、20時間以上 この列車に乗っている Retiroというブエノスアイレスの中心地 その駅に着くと、とある場所へ向かった 別の列車に乗り換え、4つ目の駅で降りる ショッピングモール内のマクドナルドでwi-fiを拾う 地図で住所を確認 歩いて10分 閑静な住宅街 遠くから聞こえる ポーッという列車の汽笛 カンカンカンと鳴る踏切 そんな町にある1軒の家 チャイムを鳴らす 1人の男性が出迎えてくれた 彼とはコルドバの宿で会った たった一晩だけの付き合い それにも関わらず、ブエノスアイレスに来たら、家に来ていいよと誘いを受けていた 彼は友人と一緒に自転車でコルドバの方を旅していた その帰り道に泊まった宿 そこに私がいたのだ 彼らは、一足先に列車でブエノスアイレスへ そして、今日再会 自然が好きな彼 好きすぎて、肉は食べない 動物を食べることをあまりよく思っていないからだ そんな彼に食事をご馳走になる もちろん、野菜がメイン 蒸した野菜にガーリックマヨネーズのソースをつけたシンプルなもの これまた旨い ホクホクのじゃがいも みずみずしい、なすび ナイフをいれると、じゅわっと汁が溢れた 甘いにんじんなど それらに、ピリッとしたマヨネーズソースをつけて頂く 素材の味が存分に伝わる 夜になると、一緒に旅をしていた友人宅へ自転車で向かう 彼とも再会を喜ぶ 家の中にはもう一人 祖父が沖縄出身という方もいた 日本語はほとんど話せない お土産に柿ピーとお茶漬けを頂いた 彼ら3人は芸術関係の仕

とても疲れたが、充実した1日

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5/17(土) 【ロサリオ】 深夜2時に外出 ホステルで仲良くなったイスラエル人たち 彼らと向かった先は… クラブLOTUS 南米の音楽 たまにaviciiなど欧米でも人気のある曲もかかる 集う若者の男女 軽快にステップを踏む者 お喋りを楽しむ者 女の子を口説いている者 この暗い空間にいるそれぞれが、自分の時間を楽しんでいる そんなところは、他の国と変わらない 私は… 日本人、いやアジア人が珍しいのか 男女問わず、声をかけてくれる イスラエル人の彼らと、一時、はぐれてしまった 少し不安になる が、後に見つけることができた はぐれている間は、踊って楽しんだ というか、暗くて人が密集した空間 そんな中で、探し出すのは困難 しばらく、うろうろしたが見つからない 探すのを諦め、他の人たちと踊った アルゼンチンはあらゆることが、日本よりも遅い 食事を食べる時間帯も、夕食なら9時、10時 クラブが開くのも2時から 閉まるのは8時 などなど そのため、途中からは踊った疲れもあり、眠くてたまらなかった 宿に帰って、朝食を食べて、ベッドに入ったのも束の間 2時間後には、ホステルのチェックアウト その後は、ロサリオのフリーツアーに参加する予定 少し寝坊したが、何とかチェックアウトに間に合う アラームに気づかないことは、めったにない私だが、この日は違った そのくらい爆睡してしまった 昨日、無事に新しい宿の予約もできた 何の心配事も無く、予定通りフリーツアーにも参加 ガイドが2人いて、英語かスペイン語のどちらかを選ぶことができた 国旗記念碑やチェ・ゲバラの生家、スペイン公園など 2時間のウォーキングで狭い範囲を回る チェ・ゲバラの家なんかは分かりにくいところにある そのため、1人だと気づかなかっただろう 標識が無いと、それだと気づかない そのくらい、ひっそりしていた フリーツアー後は、一緒に参加したアメリカ人カップルと食事 彼らは、カウチサーフィンなどしながら、南米を回っているようだ ところで、新しい宿はというと… 工事中 看板も無い 予約の時、チャイムを鳴らしたが、なかなか出てこない

南米の旅はこいつに頼る!

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5/15(木) 【ロサリオ】 アルゼンチンで三番目に大きい街 「アルゼンチンでも重要な街の1つ」 「ブエノスアイレス、コルドバ、そしてロサリオ」 「あと、メンドーサも…」 そう、教えてもらった パタゴニアから犬と猫を搬送していた車 それをヒッチハイクしたときのことだ こういうこともあり、ロサリオを訪れることにした 昨日の深夜に到着し、宿代を1日浮かすために、ターミナル泊 コルドバと同様、バスターミナルで寝るのはどうやら禁止のよう ベンチに横になると、警備員に注意された やっぱり、サンルイスのバスターミナルが一番良かった ・ベンチに横になれる ・Wi-fi有り、充電もできる ・トイレも無料 これだけ揃えば、言うこと無し 交番の前のベンチに陣取る そこが一番wi-fiの電波が良かった 夜が明けるまで、ひたすら待つ 座って寝ようとするが、すぐに起きてしまう それを何度か繰り返す 硬いベンチ、明るい照明 ターミナルの中には、24時間営業のお店がいくつもある 外に出て、100m歩けばマクドナルドもある 6時間後 おじさんが口笛を吹きながら、ターミナル内を掃除 外も明るくなり、8時になったので、行動開始 宿に向かう この旅、初のユースホステル ユースホステルメンバーなので15%の割引が効く メンバーでない人も「Get South」という冊子があれば10%off これも、ヒッチハイクで得た情報 メンドーサからヒッチハイクした車で、この冊子を頂いた これには、チリ、アルゼンチン、ウルグアイの情報が満載 都市の説明や南米料理について ローカルスペイン語の表 ホステルやアクティビティの割引がついている ただし、元の値段が載っていないので、事前に調べる必要がある ノープランの旅なので、こういうものは重宝する 空港やバスターミナル、ホステルに無料で置いてあるらしい パスポートより一回り大きな冊子 名前からも分かるように、英語で書かれてある そうして辿り着いたホステル 1泊80ペソ、週末は95ペソ デポジットが25ペソ ここから、デポジット代を除く、宿泊費が割引される 3泊の予定が、2泊までしか出来ない

ついに脱出&偶然の再会

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5/14(水) 【コルドバ ~ ロサリオ】 ついに、この日が来た トラブルもあって、10日もいたコルドバ やっと脱出 14時に駅に向かうと、既に行列ができていた ザックを預け、搭乗手続きを済ます 102号車、21番、通路側の席 背もたれが直角の席に、腰掛け発車を待つ ほぼ定刻通りに出発 隣の席にはブエノスアイレスまで行くという女の子 前の2列には、パワフルなおばちゃん、おじちゃん集団が陣取っている 10時間の旅 のんびりと走る列車 外を見ると、何台も車が追い抜いていく 汚れで不透明な窓 線路脇の伸びきった樹木の枝が、ガシガシと時折激しく窓を叩く 踏切の近くでは、ポーッと何度も鳴る汽笛 振動が直に伝わるほど、揺れる 快適な旅とは言えない が、一番安い席なので仕方がない 2ヶ所の駅に止まり、いよいよ次が目的地 夜10時を過ぎても、前の席のおばちゃんらの声は止まない 元気過ぎる 隣の女の子は少しうるさそうに目を閉じている それでも10時半に消灯すると、車内は静かになる 時間通りに走る列車 私としては、近くのバスターミナルで1泊するつもりなので、遅れて欲しい そんな願いも空しく、30分も前に到着 時刻は0時少し前 ロサリオ 海外の列車のイメージが変わった 時間通り 荷物も無事 その上、安い(22ペソ) 学生だと、もっと安くなる これなら、10時間乗っていてもいいと思った さて、ここからどうしよう… 辺りは真っ暗 駅からバスターミナルまではタクシーで行った方がいいと、駅員に言われる 歩いて行くのは少し怖い 以前の反省も踏まえる かといって、流しのタクシーも怖い 初めての土地 しかも深夜 何もかもが疑心暗鬼になる そこで、駅に見送りにきた車を発見 声をかけてみる すると、快くバスターミナルまで送ってくれることに 親子と黒い犬 5分くらいで到着 タクシーだと、およそ30ペソ ターミナル内をうろうろ Wi-fiを探す ベンチに座り、落ち着いたのも束の間 ニコニコしながら、青年がこちらを向いて話しかけている まさかの再会! コルドバのホステルで1日だけ同じだっ

またもやっ!! 浴びる南米の洗礼

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5/11(日) 【アルタグラシア】 事件は宿に帰ってくると、起きた… 早く、コルドバを脱出しておけば良かった そう後悔させるような出来事 … 今日は以前、調べていた場所へ コルドバからバスで1時間 往復38ペソ アルタグラシア ここには、チェ・ゲバラの家がある バスが町に近くなるにつれて、霧が濃くなってくる この町には湖がある 天気は霧雨 バスターミナルから歩いて20分 目的地に到着 こじんまりした佇まい 周りの家と変わらない普通の家 閑静な住宅街に同化した博物館 入館料の75ペソを支払い、中に入る 英語のパンフレットをもらい、順路通りに見て回る 家族の写真、少年時代からの写真 机、バイク、服、 チェ・ゲバラに関する様々なものが展示されている 小さな家なので、30分もあれば十分 天気も悪いので、もうコルドバに帰ることに バスターミナルに着くと、小雨の中、急ぎ足で宿に戻る 部屋の鍵を取り、中に入る ない! 無い! ナーイ! お金が… やられた… 留守中に昨日から泊まっていたルームメイトに取られた 部屋には、そいつしかルームメイトはいない 800ペソ、約1万円 このお金で、5月中は頑張ろうと思っていた矢先 ATMで、クレジットカードが使えず、持っている3枚のカードを総動員した そうして、やっとの思いで引き出した現金 幸いパスポート、書類、クレジットカードは無事 宿だから大丈夫と安心しきった私 それが甘かった 1週間の内に強盗に襲われ、宿で置き引きにあう なくなったiPod touch、カメラ、800ペソ ここはアルゼンチン 日本とは違う もう戻っては来ない はぁっ、と大きなため息が漏れる 南米をなめていた 南米だからか、厄年だからか いや、自分の甘さが悪い! 早くコルドバを、いや、南米を脱出したい そう、切に思いこむような出来事 節約しようとした結果が、コルドバでは全て裏目に出ている 嫌なことがあると、ふさぎこんでしまうタイプ 食欲不振になり、ずっと寝込む 他人に相談したりするのは苦手 自分で、何とかする 昔からそうしてきた だから、こう

2週間振りの日本語

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5/10(土) 【コルドバ】 以前、facebookで付近のイベントを検索した すると、こんな言葉が! 【Kame-Hame-Ha!!!】 気になって、詳細を見る どうやら、オタクが集まるイベントのようだ まぁ、やることもない 30ペソだったので参加する 日本にいる時は、こういうイベントに参加したことがなかった 規模はさほど大きくない バスケットボールのコート、一面くらいの会場 15分ですぐに売場を見終え、立ち尽くしていた 10時から20時までが開場時間 11時過ぎに行ったが、天気も悪いせいか、客足はまばら 海外のコスプレイヤーは、レベルが高いと聞いていた そのため、少し期待していたが、あまりそうでもなかった… カラオケ大会やホットドッグ早食い大会、カードのバトル大会など やはり、若い世代が目立つ 中学、高校生くらいの男女 売場にはポケモンの被り物 ワンピースやナルトといったマンガ フィギュアや缶バッチ、ポスター その他もろもろ 会場内に響くアニメソング そんな中で、ボーッと立っていた すると、1人の女性に声をかけられた 黒っぽい衣装に奇抜な髪型 サイドを刈り上げ、黒髪にオレンジのメッシュ メイクはメタル系 目が合うと、反らしてしまうようなタイプ だが、彼女から驚きの一言が! 「日本人ですか?」 まさかの日本語で話しかけられた 会場を見て回った感じ、日本語が喋れそうな人は見当たらなかった ここは南米 英語もあまり通じない そんな中での日本語 見た目とは裏腹に、綺麗な日本語を巧みに操る そういえば、南米に来て、初めて日本語を喋った 彼女はチリ人で日本に5年住んでいた 美術が専攻 今後は医者になりたいそう 日本に興味を持ったのは、やはりアニメの影響 このイベントには、似顔絵を描くブースを友達と出店するために来ていた 特にすることがなかったので、彼女のブースにお邪魔することに 話を聞いたところ、アルゼンチンは大学が無料らしい それはアルゼンチン人に限ったことではない 外国人も無料 特にコルドバとブエノスアイレスの大学は南米では評価が高い 医者になるための学費は高いのは、どこの

およそ牛丼2杯分

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5/6(火) 【コルドバ】 強盗に襲われ、計画を変更 一晩寝ると、興奮も冷め、落ち着きを取り戻す ショックも和らいだ もう一週間 ここ、コルドバに滞在 列車の予約をしたためだ それなら、ロサリオ、ブエノスアイレスまで片道合計43ペソ およそ500円 コルドバからブエノスアイレスまで直行だと片道30ペソ 往復割引あり! その値段で、700kmの移動が可能になる 東京から広島くらいまでの距離 それが、ランチ一食分で行ける 荷物も30kgまで預かってくれる バスだと、これの10倍以上の値段がかかる 調べたところ、ロサリオまでで、240ペソ 「それなら」と思い、ここからはヒッチハイクを止めることにした ただし、安いため人気があるらしい そのため、1週間後の便しか取れなかった 週に2本 水曜日と日曜日 14日の水曜日14:39発、15日の0:22にロサリオ着 19日の月曜日0:22にロサリオ発、同日9:07にブエノスアイレス着 ロサリオまで、バスで行って、ロサリオから列車で行けば良かった その方が、宿代も節約できた と、予約したあとになって少し後悔 数日後、さらに追い討ちをかけるように後悔する出来事が… その分、宿でのスペイン語勉強を今、頑張っている 少しずつではあるが、相手の言うことが理解できるようにはなった なんだかんだで、アルゼンチンには1ヵ月いることになりそう 2014年5月 アルゼンチン コルドバ

こどもの日に強盗に遭うおとな

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5/5(月) 【コルドバ】 次の目的地ロサリオへ向け出発 この時は、まさかあんな体験に出くわすとは思ってもいなかった ヒッチハイクするため、高速へ向かう だんだん道が細くなり、人も少ない アスファルトの舗装路から土の道路になる 脇にはゴミが目立つ それでも、引き返しはしなかった それが命とりとなった 前から3人乗りの原付が近づく あれ、さっきも見かけたぞ そう思って目が合うと、2人が降りて襲ってきた 1人は首を締める 1人はポケットをまさぐる 1人はドライバーとして待機 幸い、声を出すことはできた 助けを求める しかし、どうすることもできなかった iPod touchとデジカメを奪われる 奪われたのはその2つ パスポート、お金は大丈夫 あっという間に原付で走り去って行った 呆然…… 騒ぎを聞きつけた住民が家から出てくる 体の力が全く入らない ふわふわした状態 少し歩くが、足に力がない 地に足がついていない この日記を書いて思い出すだけでも、体が強張る 地元の住民に連れられ、高速まで連れていってもらう すぐにパトカーが止まり、乗せてもらう さっきの出来事を話す が、頭が混乱して、次に何をすればいいのか分からない 考えることもしたくない ヒッチハイクするが、止まらない ランナーにここは危険と銃のジェスチャーで教えてもらう とりあえず、コルドバ市内へ戻ろう しかし、どうやって… 近くの会社の入口で行き方を聞く 少し待てと言い、コップ1杯の水をもらう 英語が話せる人が来て、事情を説明 タクシーで戻ることに バスターミナルで降ろしてもらい、宿へと向かう 早くゆっくり休みたい… スタッフに今日の出来事を話し、もう一晩泊まることに 次に何をすればいいか 思考が停止中 宿のスタッフ、宿泊客も優しく声をかけてくれる ただ、命があることに感謝 パスポート、お金、クレジットカードもある 解約したスマホもあり、wi-fiがあれば通信手段となる ヒッチハイクやめる! ヒッチハイクで怖い目に遭ったわけではない しかし、やめる! 新たに、安い交通手段を宿のスタッフに教えてもらった

ルームメイトと日帰り旅行

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5/3(土) 【カルロスパス】 ルームメイトのペルー人、アルゼンチン人とお出かけ ノープランだからついていくことに スペイン語は分からないけど、なんとかなるだろう コルドバから40kmくらい カルロスパス バスで片道1時間弱 往復50ペソ 到着すると、湖のボートを借りてこぐ のんびりと時間が過ぎる 風が心地いい お昼ご飯は湖畔のレストラン アサドという南米の肉料理 久しぶりの肉 2人が引くほど、遠慮なくがっついた そのあとは、丘の上にあるテーマパークへ Aero sillaというリフトに乗って丘の上まで 天気も良く、眺めも最高 建物が多いことに、上って初めて気づく ここは、アルゼンチン第二の都市 その事を思い出す テーマパークにはアーチェリーや丘と丘の間を渡るターザンロープなどがある 別料金がかかるので、ここは遠慮した ペルー人の彼が挑戦 その間、2人でマテ茶を飲みながら待つ ペルー人がターザンロープで、途中止まって宙吊りになった時には2人で笑い転げた 係りにレスキューされているとこは、もちろん写真に収める 夜になると、人が増え始める 昼間3人並んで歩いた道も、夜は1列 路上パフォーマーも多い 昼間、閉まっていたお店も開店 夜はこれまた南米名物ロミト バケットに肉や野菜をサンドしたもの これが美味い 大好物になる バスに乗り、コルドバへ戻ってくる モールでのショッピングに付き合う 9時過ぎだというのに、店内は賑わっている やはり、大都市なんだなと改めて実感 スペイン語の勉強にもなり、とてもいい週末となった 2014年5月 アルゼンチン カルロスパス

ヒッチハイクの虜になる

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5/2(金) 【サンルイス ~ コルドバ】 快適なサンルイスのバスターミナル 朝起きて、日記、充電、次の目的地の経路調べを済ませる ヒッチハイクポイントを探し出発 偶然にも昨日一緒に乗った4人組と再会 軽くお別れを言う 私は東、彼らは西へ向かっていった ヒッチハイクを始め、1時間 赤い車がクラクションを鳴らし止まる 車内には夫婦と3歳くらいの子ども 目がクリクリして可愛い それに、なんと生まれて数ヶ月の赤ちゃん それなのに、止まって頂き、申し訳なく感じた 赤ちゃんも子どもも車内で、おとなしくしている 私はといえば、だんだんまばたきがパチリ、パチリと重くなっていた それでも、なんとか耐える 一気に経由地リオクアルトまで来た コルドバとの分岐点で降ろしてもらう T字路になっており、車はスピードを落とす 看板もあり、こちらを確実に向く いいヒッチハイクポイントだ すると、50kmほど先のガソリンスタンドまで乗せてくれるという車に拾ってもらう 別れ際に名刺までもらった 小さな街で降ろしてもらい、新たにポイントを探す なかなか見つからない 久しぶりにのんびり歩くか そう思っていると、クラクションが鳴る 1台の車がスーッと私を追い越し停車 思いがけないヒッチハイクに心が踊る しかも、目的地コルドバまで パタゴニアから犬と猫を搬送中の男性 「日本人か?」 と、一言目に言ってきたことにもびっくり 今までは大抵、最初は中国人かと聞かれることが多かったからだ 英語も少しわかるよう フランス、アルメニア、スイスを旅したことがある あの山脈から湧き出た水が、コルドバには流れている 携帯があると仕事の電話ばかり 車の窓から携帯を投げたしたくなる 友達がブラジルにW杯を車で見に行く その車で、そのままアラスカを目指して旅をする などなど 話しは尽きない 何度も検問中の警官にはクラクションを鳴らし手を上げる 「My friend police」 と、私に言いながら目尻にシワを寄せる ニコニコしながらCrazyと何度も言う あっという間の3時間旅 別れ際もcrazyと言い残し、去って行った 私は宿へと

長かった道のりも、終わり良ければ全て善し

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5/1(木) 【メンドーサ ~ サンルイス】 今日はメーデー 祝日 次の街を目指し、12時前に出発 ガソリンスタンドで声かけするが、なかなか車が捕まらない 困っていると、サングラスをかけた女性に話しかけられた しかも、英語で ここより高速がいいよと、高速の入口まで乗せてもらう 車内には夫と母親が乗っていた すぐに着き、ヒッチハイク再開 1時間くらいで次の車が止まる わざわざ2車線またいで止まってくれた 30分くらい先のガソリンスタンドまで 見通しのいい直線道路 ここから長期戦が始まった 止まる車もあったが行き先が違う そう思って地図を確認すると同じ方向 あー、さっきの車に乗っていれば良かったと後悔 もう、何台車が通りすぎただろう あげ続けた親指、右肩が痛い こちらを向いて親指を立て返してくれるドライバー 頑張れとクラクションを鳴らす車 ごめんね、先に行くねと前を指差すドライバー こんな小さなリアクションでも嬉しい ノーリアクションの車が続くことほど苦しいものは無い クラクションが鳴る 後ろを振り向くと、運転席から手を降っている 荷物をすぐに担ぐ 跳ねるように、走って近づく あっ、電波少年で見たことある光景 サンマルティンという小さな街の近くまで乗せてもらう 気づくと、ヒッチハイクし始めて4時間 途中、100m先でヒッチハイクする2人組のライバルもいた 1時間くらいで諦めていたが… 少し英語がわかるお兄さん 警官を見ると、中指を立てる 乗っているトヨタの車を指し、日本の車はいいと言う 途中でビールとサンドウィッチの差入も頂く 日が暮れるまで1時間くらい 野宿する寝床を探すか、もう少しヒッチハイクを粘るか もう少し粘ってみようと決意 この選択が吉と出るか、凶と出るか 30分経っても止まらない 今日は疲れたのであと15分 間を取って45分頑張ることに変更 この選択は凶と出たか 野宿決定だなと考えていた ラスト1分 少し前で止まった車がバックして近づいて来るではないか! ウキウキしながら駆け寄る 目的地の一つであるサンルイスまで行くとのこと 親と同じ年齢くらいの男性

メンドーサ観光

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とある事情で、書き溜めた日記が消えた その詳細は、数日後明らかになる 4/30(水) 【メンドーサ】 朝起きて、朝食 トースト、コーヒー、紅茶、リンゴ、バナナなど セルフサービス トーストに塗るジャム、チョコが美味しい 6枚も食べてしまった 3人だけと思っていた宿泊客も5人だった もう一組オランダ人のカップル 朝食は同じテーブルを囲み、一緒に食べた 英語が通じるので会話がしやすい 午後からはメンドーサ市内を散歩 街から少し離れたcerro de la gloriaという丘に登った アンデス山脈が遠くに見える 天気も抜群にいい 市内の広場も散歩 フリーツアーもあるみたい だが、行ってもスタッフも誰もおらず断念 宿へ戻ると、新しい宿泊客 フランス、メキシコ、アルゼンチン これで1人じゃなくなった 夜はフランス人と飲みに出かけた 軽く1杯飲んで帰る 夜のメンドーサを2人で歩く 広場前の通りに陣取ったデモ隊 夜になると、激しさが増す ベッドに横になる 気持ちいいくらい、ぐっすり眠った 2014年5月 アルゼンチン ヒッチハイクの途中

優しい警察官

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4/29(火) 【メンドーサ】 (あれ、パトカーの中にいる) チリでは警官が運転する車には乗った が、今度は本物のパトカー 遡ること、数分前 それは深夜2時 寝つき始めて2時間 スペイン語で何か話しかけられた 寝袋を出て、視線を上げる 2つの黒い影がそこにはあった メガネをかけていなかったが、警官ということぐらいは分かった パスポートを見せ、身元を証明 ここは、危ないよう 「起きて、ついてこい」 と言っている 青のサイレンの光が、起きたばかりの目をチカチカ刺激する そういうわけで、パトカーに乗った もちろん、日本でも乗ったことはない バスターミナルの交番まで そこで、英語が話せる警官を待つ 交番内はほんのり暖房が効いている 不思議なくらい冷静だった 英語が話せる女性警官が来ると、事情を話した すると、近くのホステルまで送ってくれることになった 本日2度目のパトカー 事前に調べておいた宿を見せる しかし、なかなか見つからない 今夜は別の宿で泊まることになった 書類を書いて、警官に渡す 「Be careful!」と、念を押された その強い語調にアルゼンチンの治安が窺えた 宿の前にパトカーが止まったことで、宿のスタッフも心配になり、外に出てきた 一番奥の部屋に案内される みんな寝静まった静かな部屋 ベッドに横たわる 何事もなかったかのように眠りについた そんなことより、宿代はいくらだろうということで、頭がいっぱいだった 朝起きると、スタッフが朝食を準備してくれた 宿代を聞くと、75ペソ まぁ、許容範囲内 午後まで、同じ部屋のアルゼンチン人2人と会話 お互いに英語、スペイン語が分からない アプリの翻訳を駆使して、なんとか会話 動画を撮りながら、南米を旅している 軍に入っていた 別の都市でお金を奪われた そのため、10日くらい働いて、家に帰る などなど 途中で外が騒がしくなる ラッパや太鼓の音 何事かと思い、外に出る 労働賃金を上げろと訴えるデモだった 夕方になり、チリペソをアルゼンチンペソに換金しに出かける 昼に行ったら閉まっており、16:30に再開店すると書い

あっと言う間に南米2ヶ国目

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4/28(月) 【ロスアンデス 〜 メンドーサ】 二度寝して8時に起きる 体の節々が痛い 水シャワーを浴びると、完全に目が覚めた 朝ご飯はパン2つとハム2枚にコーヒー、紅茶 朝食を取りながら日記を書き、iPodの充電、次の街の道順をチェック メンドーサというアルゼンチンの街 アルゼンチンで4番目に大きな街 アンデス山脈の近く アメリカ大陸最高峰 アコンカグアの側 ホテルの犬、3匹と時々遊びながら、ゆっくりする 12時過ぎにホテルを出た 昨日とは作戦を変え、お店の前に止まっている車に声をかける 30分後 1台の車をGET サンティアゴからの道との合流地点まで乗せてくれる 「そこの方が車の通りも多く、ヒッチハイクしやすい」 言葉はわからないが、そう言っている 10分くらいで到着 近くの銅物のフライパンなどを売っている露店のおじさんに声をかける 「PARE(止まれ)の看板の前でやりな」 それのおかげで、みんな止まって、こちら側を見てくれる こういうことか! これなら、早く捕まえられそう また、30分後 シルバーの車が止まってくれた TOYOTAの車 TSUYOIとロゴの下についている アルゼンチン人の夫婦 メンドーサの途中?近く? とりあえず、乗せてくれるようだ こういう時に、スペイン語のリスニングとスピーキングができれば… と、つくづく感じる 車内はスペイン語の音楽が流れる 旦那さんの運転でどんどん進んで行く 夫婦もスペイン語で話しかけてくれる 聞き取れるが、単語の勉強をやってないので、いまいち理解できない ココナッツのチョコバーやエンパナダ、ハムチーズのパイも頂いた あと、yerbaというマテ茶 甘さと渋さが一度に押しよせる独特な味 健康に良さそう ロスアンデスからメンドーサまでは、山の中を一直線 鉱山を突き進む 右を見ても左を見てもそびえ立つ山脈 それも岩肌がむき出しのゴツゴツしたもの 動植物も見かけない 箱根の七曲りのような、大小合わせて29個のヘアピンカーブを途中、上って行く GARMINのカーナビもそこの道だけ、 カーブが多すぎて表示がパレット上の絵の具のように潰

初めてのヒッチハイク

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4/27(日) 【サンティアゴ 〜 ロスアンデス】 この旅で、一番きつい1日が始まる そんなことは露知らず、7時前に起きて寝袋を片付ける 危険といわれる南米で野宿 何も起きずに、朝を迎えることができた 外はまだぼんやりとしか明るくない 荷物を抱え、出発 長い道のり 2時間歩いて、スーパーを見つける 朝ご飯にエンパナダを買う 南米のファーストフード 1日振りの食事 あっという間に完食 また、高速道路沿いをひたすら歩く 途中、ヒッチハイクしてみるが止まってくれない それなら、時間はあるから歩いて行ってやると決意 サンティアゴ北部、コリーナという町に到着 歩き始めて5時間 先ほどと同じスーパー Montserrat 今度は水を買う オーストラリアよりは物価は安い しかし、日本のスーパーと変わらない 1.5ℓで90円くらい 日曜日だからか、露店が賑わっている 途中、ガソリンスタンドがあった ここで、ヒッチハイクしようかと思った が、もう少し進んでみよう この決断が地獄の始まりとは思いもよらなかった なかなか、次のガソリンスタンドが無い! というか、建物自体無い 足も違和感を感じ始める 両足小指にマメができていた 右足中指は皮がむけ、靴下に血がにじんでいる それでも、歩を進めることしか今は出来ない 高速道路で止まってくれる車なんて無い どれも猛スピードで追い抜かしていく 高速だからか、わからないが、みな車のライトをつけている 昼の12時くらいでまだ明るいのにも関わらず… 途中、警策のような角材を拾い、杖替わりにする トレッキングポールのように、少しは歩行のサポートになる 地図を確認するが、まだ半分しか来ていない 前を見てもひたすら長い直線道 建物も何も無い 見渡す限り荒野 右側には軍の施設 更には歩行禁止の看板まである そりゃ、高速道路を歩くなんて、日本でも考えられない しかし、ここまで来て引返すという選択肢はない 荷物も、肩にくいこみ始めて重く感じる デスマーチングは5時間続く 幸い、太陽はあるが、そこまで暑くは無い 日陰で休憩すると少し肌寒いくらい 日が傾き始め

この旅、初めての寝袋

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4/26(土) 朝ご飯は宿のもの トースト、クッキー、コーヒー、シリアル コーヒーが朝の冷えた体を温めてくれる シャワーを浴びて荷物をまとめる 固定式ではなく、ノズル式のシャワー 水圧も強い オーストラリアでは固定式で、スティーヴィーワンダーのように首を振りながら、 頭を洗っていた チェックアウトを済ませ、荷物を宿に預ける 天気は霧雨 サンクリストバルの丘を登ってみる 結構、坂がきつい 途中からは土のコース 富士山の吉田口コースを思い出す ジョギングやマウンテンバイクで登る人も多い 登りはめちゃくちゃ辛そう だが、帰りは気持ち良さそう 頂上のマリア像があるところまでは、往復1時間 あいにくの天気で見晴らしは、すこぶる悪い 霧がかかっていて、遠くの方はかすんでいる 宿に帰り、しばし一休み 預けていた荷物をとり、次の目的地を目指す 活気あるマーケットを横目に歩みを進める 美味しそうな肉の香りが辺りを漂っている 高速道路沿いをひたすら歩く 4時間歩いて、今日は野宿 7時には日が落ちる 高速道路脇の木の陰 サンティアゴ周辺に多かった野犬も、周りにいない 人の目もつきにくい場所 寝袋を広げる 8時には横になる やはり、野宿は神経を使ってなかなか眠れない 少しの物音でも敏感になる まして、高速道路沿いのため、車がよく通る 数時間おきに目が覚める それでも、目を閉じて疲れた身体を少しでも休める 明日は、もっと歩かなければならない 今日は1ペソもお金を使わなかった ボラれた分、節約しないと… 2014年4月 チリ サンクリストバルの丘からの景色