6/19(金)
【??? ~ ケメル】
閉鎖中だと思っていたペンション
夜12時過ぎ
住人がバイクで戻ってきた
昨日は9時に就寝
めっちゃ寝たと思った割には3時間しか経っていなかったことに驚き
疲れていたということもあり、寝たふり
本気で寝たふり
半開きの目で伺うと、黒い影が動いている
男性のようだ
こちらの様子も伺っている
顔も覗き込んできた
しかし、話しかけてはこず、起こされることもなかった
4時過ぎにまた、男性が近づいてきたが何も言われなかった
それともこれは、夢だったのか
9時になり、静かに寝袋をたたみ出発
庭のサクランボをもぎることなく、そそくさと退散
静かに寝させてくれたオーナー、ありがとう
今日のリキアンウェイはほぼ下り
こんなに、登ってきたっけと、言わんばかりに下る
すぐに村に到着
お腹が空いたので、ピデを頼んだ
ここも観光地なのだろう
観光客がジープに乗って来ていた
恐らくロシア人
スマホの充電をさせてもらい、ピデを頬張った
野菜も付いてきた
味気ない食事
それでも、ちょっと高めの値段設定
観光地価格
山道を歩いている途中で雨が降りだす
通り雨だろうとたかをくくっていたが、本降りになる
それでも、青空が見えるのですぐに止むだろう
予定外の足止め
木の下に逃げ込みツェルトを広げ、緊急避難
10分で雨が弱まったので、再び歩き出す
雷はまだ鳴っている
道はマウンテンバイクの通り道のようだ
木や看板にステッカーが何枚も貼ってある
また、薄くなった車輪の跡も泥道には残っていた
しばらくすると、車道に出た
ここからも、ずっと下り
膝に負担がくる
山道よりも歩きやすくはなった
ここで、また雨が降りだした
木陰に逃げ込む
しかし、完全に雨を防げるような場所ではない
ザックと身体を徐々に濡らしていく
列になった観光客のジープが、こちらを見ながら抜かしていく
(雨の中、こんな所で何をしているんだろう?)
という冷たい視線
今度は10分待っても弱まらない
諦めてレインジャケットとレインパンツを取り出した
それを着て、雨の中を歩き始める
歩いているうちに、雨は弱まっていた
山を下り、町に着いた頃には太陽が昇っていた
山の天気は変わりやすい
身をもって痛感した
スーパーでソーダとポテチを買って、近くの公園で食べた
束の間の休憩
1人でゆっくりしたかったが、小さな子供たちが近くにいてこちらをジロジロと見ている
気になって、休憩を早めに終わらせた
また山に向かって歩き出す
尾根に出ると、海が見えた
今日はあそこの町でキャンプだ
雨であまり進めなかった
海沿いの町
ケメル
ここもロシア人観光客ばかり
町には、2人乗りの三輪バイクが走っている
観光客がレンタルして使っているようだ
ビーチを探すも、どこもホテルのプライベートビーチばかり
とりあえず、海沿いを歩く
マクドナルドを見つけ、そこで休憩
スマホの充電はできたが、wi-fiは使えなかった
フリーwi-fiを求め、海沿いをまた歩く
そろそろ、寝床も探さないと
クラブの近くでフリーwi-fiを発見
現在地を確認
ビーチは寝れそうにないから、山に向かってみよう
メインストリートを歩き向かう
すると、道を隔てて向こう側から声をかけられた
トルコ人のおじさんが、道を渡って近づいてきた
面倒くさそうだなと思っていた
しかし、そのおじさんは日本語を話すトルコ人だった
「日本人ですか?」
と尋ねられた
疲れていたということもあり、道を渡って彼のオフィスへ
旅行代理店を経営しているおじさん
日本人にはあまりメジャーではないこの町
だから、胡散臭い感じはしなかった
信用して彼に付いていった
イスに腰かけると、やはりチャイのお誘い
少し話したら、寝床を探して出発しよう
そう思っていた…
父親と同じ年齢のおじさん
日本に15年住んでいた
名古屋でずっと解体の仕事をしていたらしい
そのせいか、ガッシリとした体格で、日本語の汚い言葉遣いも知っていた
日本語を録音して、独学で習得したおじさん
外国人はよく音で言語を身につける
聞いて発音する
その代わり、スペルや文法は間違っていることが多い
それに対し日本人は文字から身につけようとする
これが英語習得の壁になっているのかもしれない
文字を見て、どう発音するのかを知る
だから、単語の意味やスペルは合っていても、なかなか話すには至らない
そんなことをおじさんと会って感じた
日本滞在中は名古屋以外にも、色々な場所へ旅行で行っていたようだ
楽しそうに日本語で話してくれる
日本人の友達も多いようだ
今年、日本に遊びに行く予定
日本料理も大好き
ラーメン、カレー、ひつまぶし…
旅行代理店ということもあり、トルコの観光地について教えてもらった
また、トルコのあとに行く国についても少し話してくれた
チャイは2杯目に入っていた
「今夜、泊まるところは?」
と、聞かれたので、
「キャンプする」
と、私は答えた
すると、
「友人のペンションに連絡するから、そこに泊まりなさい」
と申し出てくれた
なんともありがたいお話だ
本当に日本人、日本が大好きなおじさん
トルコの国旗や地図付のパンフレット、旅行代理店のキャップまでお土産にくれた
おじさんは深夜1時まで働くようだ
おじさんだけでなく、トルコ人はよく働く
また、きれい好きでもある
しょっちゅう、掃除している
スーパーやレストランは夜10時過ぎても営業しているところが多い
チャイを飲み終えると、おじさんの車でペンションに向かった
おじさんはテレビを付けて、チャンネルをNHKに合わせてくれた
英語だが、東京から発信されているようだ
トルコでNHKを見るなんて思いもしなかった
キャンプをするはずが、今は個室の部屋でベッドに横たわっている
旅の出会いは、何が起きるか分からない
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2015年6月 トルコ 海沿いのリキアンウェイのルート |
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