11/25(火)
【ティファナ ~ アーバイン】
朝10時
グアダラハラとは2時間の時差のため、私のスマホは12時を表示していた
4時間遅れで、ティファナのバスターミナルに到着
メキシコ最後の街
すなわち、アメリカとの国境の街
グアダラハラを発って39時間の道のりだった
ペルーのリマから、エクアドルのグアヤキル間の30時間の移動時間を抜いた
とりあえず、ターミナルを出て左側にあったローカルバスのバス停から
セントロを目指した
10ペソ(約80円)
タクシーだと、国境まで100ペソと言っていた
セントロに到着すると、人に尋ねまわって国境を目指す
どうやら歩いて行けるらしい
朝イチで国境を突破する予定だったので急いで向かう
途中で渡った橋の上からは、アメリカへ入国する車で渋滞する道路が見えた
高速の料金所のようなレーンがずらーと並んでいる
それでも、渋滞が起きるので半端ない
残ったメキシコペソをアメリカドルに両替
国境に向かうと、3つのレーンがある
アメリカ入国の許可証が必要な人は一番右のレーン
しかし、人が多すぎて途中からは一番左のレーン
アメリカから出国してきた人たちが通るレーンに並ぶ
列の先頭が辛うじて見える位置に並んだ
1時間はかかるなと軽く考えていた
が、それは甘かった…
地元の人たちが使う2つのレーンはどんどん進むが、私たちのレーンだけ、激遅
結局、建物に入るまでに3時間弱かかった
日差しがあるところでの待ち時間は地獄だった
長時間立って待つと、無の境地に入る…
建物に入り、6ドル(約730円)を払って緑色の紙をもらう
パスポートを見せると、日本語バージョンを何も言わずにくれた
それに記入して、審査官に紙を渡す
両手の指紋と顔写真を撮られた
私の審査官のネットが遅いらしく、ちょっと時間がかかった
紙にスタンプを押してもらって完了
メキシコ出国のスタンプは無し
それだけが、ちょっと心配…
メキシコは出国税がかかると聞いていたが、それもなかった
アメリカの審査しか通っていないから…
が、大丈夫だろう
建物を出て、奥に進むと再びパスポートのチェック
それから荷物検査
ここは、そんなに並んでおらず、3分で突破
特に止められることもなく、アメリカ入国完了!
所要時間3時間
国境間では断トツの長さ
ブラジル、ボリビア間でもこんなに長くはなかったはず
電車に乗り、サンディエゴへ
2.5ドル(約300円)
サンディエゴに着くと、電車を乗り換え、さらにオーシャンサイドという街へ
5.5ドル(約670円)
合わせて2時間くらい
移動費が高い
ここまで、急いでやって来たのには理由がある
小学校と中学校が同じだった幼なじみに会うため
さらに中学校では同じバスケ部だった
ティファナからwi-fiが見つからず、連絡手段が何もなかった
オーシャンサイドという集合場所しか知らず、集合時間は知らなかった
電車にwi-fiがついていたが、スマホの電池が空になった
そのため、今日は何も食べず早くここに来るために急いだ
海沿いを走る電車の窓からは、綺麗な夕日が見えた
ゆっくりと水平線に沈んでいく
時刻は17:30
電車を降り、ふらふらになりながらプラットフォームを歩く
前に見覚えのある顔が見えた
目をしかめながら、こちらをうかがっている
目の前まで行くと、自然と表情が緩んだ
遂に再会
どうやら3時間以上も待たせたようだ
友人に会うため
これが、カリフォルニアに来た理由の一つだ
前々回の日記で書いた『Nomadic Matt』
これでも紹介されていた「AU pair」 という制度を使って、こっちで働いている
簡単に仕事の説明をすると、ベビーシッター
全世界に仕事場があるらしい
友人の紹介ページを世界のどこかの家族が
見て、気に入ったら注文してくれるらしい
そして、友人を選んだ家族の母親は日本人で父親はアメリカ人
そのため、日本語を子供たちに教えることができる日本人の
ベビーシッターを探していたようだ
アメリカに来て、1年2ヶ月働いている
12才と9才の男の子で、世話に手が焼けるよう
宿題をやらなかったり、喧嘩したり…
偶然にも、彼らはバスケット少年
そんな家庭に私も数日、転がり込む形となった
サンクスギビングデイでお休みを頂いている
それで、この時期に友人を訪ねたのである
仕事帰りに、車で駅まで迎えに来てくれていた
車に乗り込み、ビーチに向かった
その近くのピザ屋でご飯
1日振りの食事
バス移動で今日は何も口にしていなかった
中学校を卒業してからは、疎遠になっていた友人
日本でもなかなか会わない
中学卒業してから会ったのは、片手で数えられるほど
それなのに、アメリカはカリフォルニア
こんな場所で再会!
久しぶり過ぎて、会話がぎこちない
でも、どこか心地いい
会ったのは1年以上前にも関わらず、そんな感じはしない
彼が住む家に行くと、時刻は8時過ぎ
グアダラハラから48時間
長距離移動が終わりを告げた
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2014年11月 メキシコ レオンの夕焼け |
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