5/10(日)
【バルボナ ~ ジャコバ】
気づいたらコソボ人の民家に泊まることになっていた
コソボなんて、来る予定は全くなかった
何でこんなことになったのだろう…
遡ること半日前
朝5時半に起きて、トレッキング
バルボナの民家をあとにした
バルボナから山を挟んで、反対側
テスィ
そこを目指す
昨日、聞いた情報では雪が残っており、越えるのは難しいとのこと
ただ、ポーランドからスロバキアに行くときもそうだった
無理だと思ったら、引き返せばいい
ということで、朝早く出発
360°山に囲まれたバルボナ
アルバニアンアルプスとも呼ばれる
景色は本当にきれい
だが、それ以外に何もない
せめて、スーパーマーケットは欲しい
歩き始めて1時間
後ろから声をかけられた
「どこに行くんだい?」
「テスィに向かう」
と、私は答えた
尋ねてきたのは、同じようにテスィに行くというドイツ人
朝食を食べていたら、窓から私の姿が見えたらしく、追っかけてきたらしい
こうして、2人でトレッキングすることになった
大学院生の彼は地質学を専攻
博士号をとる前に旅をしているようだ
8月には奨学金でペルーに留学が決まっている
それが終わってから、ドイツに戻って博士号の勉強を開始するようだ
そんなことを話ながら、川沿いを歩く
ここを流れてる川の水は透き通っている
飲んでも冷たくておいしい
夏になるともっと澄んでいる
ヘビがシューと音をたて威嚇してくる道
ゴツゴツの岩場を抜けていく
傾斜もきつくなってきた
ドイツ人はトレッキングポールを取り出した
歩き始めて3時間後
遂に雪の姿が目立つようになってきた
すねの辺りまで積もっている
ルートのマーキングを探すのも難しくなってきた
周りはゴツゴツの岩と白い雪、針葉樹ばかり
傾斜もついてきて、足元が滑りやすい
1本ポールを貸してもらったが、それでも登るのが困難
マーキングも見失った
2人で今回は諦めることにした
岩場の陰で休憩
降りるのも困難なので、雪を滑って下る
背負っていた荷物は下に放り投げて転がす
身体一つになったところで、雪をスライディング
先にドイツ人が挑戦
そのあと、私
200mぐらい下を目指す
途中止まって、脇に逸れたバックパックを回収しながら滑っていく
ドイツ人はカメラを落としたらしく、滑ってきた道をまた上っていった…
そんなこんなで無事に雪がないところまで下ってきた
少し下ったところに、青空カフェがあったので、そこで休憩
トルココーヒー
休憩後は滝に行くことに
ここから30分くらい
水が流れる音を聞きながら、山を登っていく
木製で隙間だらけの橋
それで川を渡る
他の観光客らも大勢いた
昨日会った、アルバニア人の教師とも再会
大学の旅行で首都のティラナから大型バスで来ている
しばらくすると、小さいが、水量は多く流れも速い滝が見えた
しぶきが顔にかかって火照った体温を冷やしてくれる
滝を見て、ようやく下山
シュコダルに向かう交通手段はもうない
バスはないし、船の時間にも間に合わない
といっても、時刻はまだ12時
でも、何もないバルボナにはもう1泊したくない
2人でヒッチハイクすることにした
ひとまず、ここよりも栄えているであろうバイラムスリに向かう
アルバニア人は一貫して、ヒッチハイクは無理だという
しかし、時間はあるし今日は日曜日
観光帰りの人たちが乗せてくれるはず
とりあえず、挑戦する
すると、3台乗り継いだが、30分以内には全て止まって乗せてくれた
しかも、止まってくれなかった車も優しい
みんな反応してくれる
指を組んで、満員のサインを示したり、手を振ってくれる
バイラムスリに着くと、カフェテラスで女性に話しかけられた
ドイツ語
ドイツ人の彼が対応すると、コーヒーを1杯奢ってくれた
お腹が空いたので、レストランの場所も教えてもらった
腹ごしらえをして、ルートを決める
フィエルザに行って、明日の船を待つか、コソボ経由でシュコダルに戻るか
シュコダルのホステルに私は荷物を預けているので、
シュコダルには絶対戻らないといけない
レストランにいたコソボ人にルートを教えてもらった
アルバニアやコソボには、英語よりもドイツ語を喋れる人が多い
第二次世界対戦の影響だと言っていた
さらにアルバニアはドイツ語よりも、イタリア語を喋れる人がいる
海を挟んで近いという立地の関係もあるのだろう
私たちがとったルートはコソボ経由
コソボに行く予定なんてなかったので、せっかくだから行こうということになった
10分後
トラックが止まった
アルバニア人優しすぎる
工事中の家にレンガを運ぶ途中
乗せてくれたお礼に、荷台からレンガを運ぶのを手伝った
それが終わると、国境まで連れていってくれた
英語もドイツ語も話せなかったが、豪快に笑うおっちゃん
さらに、国境で手続き待ちのトラックに話をつけてくれた
そのトラックでコソボのジャコバという町に行くことになった
おっちゃんありがとう
予定外のコソボ入国
一度、トラックが私たちの手続きを忘れて、
スタンプ無しで通過するというハプニングもあったが、無事に入国
工事帰りのトラック
5人が乗っており、1人はまたドイツ語を話すことができた
夕方6時過ぎにジャコバ到着
トラックを降りると、すぐにドイツ語で男性から話しかけられる
そして、あれよあれよと彼の家にお邪魔することになったのだ
ドイツ語なので、基本私は会話には参加していなかった
家ではコーヒーとビール、ビュレクというパンを頂いた
寝床にリビングのソファを使わせてくれた
バルボナからバイラムスリまで乗せてくれたアルバニア人が言っていたことを思い出した
ドアをノックして、
「泊めてくれ」
と言ったら、80%のアルバニア人は泊めてくれる
泊めてくれる男性もアルバニア系のコソボ人
優しすぎるぞ、アルバニア人
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2015年5月 アルバニア バルボナの滝 |
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