7/31(金)
【シシアン ~ ゴリス】
8時に起床
WHOで働くおじさんの家
シャワーを借りたあと、簡単な朝食
差し入れでラバシュとチーズ、バジリコ、羊肉を持たせてくれた
車でハイウェイまで送ってもらう
車の通りは少ないが、親指を立てて3台目が止まった
カラバフ出身の地質学者
英語も少し話せた
タテヴの入口まで
今から行くところはタテヴ
修道院があり、自然も豊からしい
多くのアルメニア人や出会った旅人からお勧めされた
2台乗り継ぎ、ケーブルカー乗場に到着
ここのケーブルカーは世界一の長さで、ギネス記録にもなっている
長さは確か3kmくらい
歩いて修道院を目指す
犬が途中まで付いてきた
というより、私を先導しているようだ
はっきりいって、ケーブルカーを使った方がいい道
アスファルト舗装された道路が続く
景色はいいが、トレッキングとしては物足りない
日陰も少なく、強い日差しが体力を奪っていく
1台の車が止まる
夫婦と2歳くらいの男の子
タテヴ修道院まで送ってもらうことに
ついてきた犬はここでお別れ
車を停めて、道路脇に生っている野イチゴを採ってくれた
水汲み場で汲んだ水はミネラル豊富
スパークリング
ペットボトルのふたを開けるとプシュッと音がなった
くねくねで未舗装の道を上っていくと、修道院に到着
ここで夫婦の知り合いのカップルも合流
一緒に修道院見学
私はカップルの写真係のような立ち位置になってしまった
1人でゆっくりと見学したかったのだが…
彼らとは修道院の外でお別れ
タテヴからはトレッキングコースがある
43.5km
車や自転車でも行ける
少し歩いたが、やはりトレッキングコースとしては物足りない
泉やキャンプできる場所もあるようだ
まだ、昼過ぎだったのでヒッチハイクで次の町ゴリスを目指すことにした
チェコスロバキア人コンビからは、修道院近くのキャンプ場所を教えてもらっていた
が、何しろ時間がありすぎる
ヒッチハイクで車を待っていると、別のヒッチハイカーがやって来た
ウクライナ出身の青年
どうやら、カラバフに行ったあと、イランに行く予定
私のルートとだだかぶり
急遽イランまで一緒に旅することが決定
この青年が旅の猛者だとは、このときはまだ思いもしなかった…
車が通らないので、下まで歩く
彼によると、途中にもう一つ修道院があるらしい
歩いていると、ピクニックしていたアルメニア人グループにお誘いを受けた
アルメニア人はロシア語が通じる
そして、ウクライナ人の彼もロシア語が話せる
一緒にランチ
肉、野菜、スイカ、更には手作りケーキまで
例のごとく、腹一杯になるまで解放してくれなかった
差し入れで山ほどフルーツを頂いた
再び歩いて修道院へと向かう
30分ほど歩くと到着
廃修道院
中は広く、綺麗な場所もある
時間が合えば、ここでキャンプしていたことだろう
日暮れには早すぎる
中庭には野イチゴの木があり、リンゴの木もある
しばらくはここで暮らせる
そのくらいキャンプには快適
はしごを使って、修道院の屋根に上った
景色がよく、風が気持ちいい
しかし、ここも日差しは強い
1時間ほど滞在して、次の場所へ
途中で川に捨てられたスイカを発見
ウクライナ人の彼は迷わず試食
あとに続いて私も食べた
次の場所は悪魔の橋
タテヴ修道院にある標識で気にはなっていた場所
どんな場所なのだろう
ここはタテヴ修道院へ行く途中、水を汲んだ場所だった
谷にロープを使って降りて行く
さらに、洞窟をくぐる
中は石灰岩の棚
まるで、トルコのパムッカレ
それのミニバージョン
谷や自然プールで泳ぐ観光客も多い
ここでは、修道院で別れた夫婦と、カップルに再会
ウクライナ人はさらに谷の奥まで行っていた
谷の上に帰ってきて、遅めの昼ごはん
ここから、カラバフを目指す
私としては、ここで1泊するのも悪くない
時間も夜の7時でちょうどいい
しかし、旅の猛者ウクライナ人は違った
テントが壊れて持っていないらしく、誰かの家か小屋を探して寝るらしい
しばらくこのスタイルで旅してきたようだ
しばらくすると、ゴリス行きの車をゲット
ゴリスから、さらにカラバフ近くの村に行く車を2台乗り継ぐ
2台目は久々のトラック
荷台に乗った
辺りはもうとっくに暗い
10時を過ぎている
ガソリンスタンドで降ろしてもらった
ウクライナ人がお店の人に尋ねる
「近くにタダで泊まれる場所がないか」
と
すると、廃屋を紹介された
扉にはロック
諦めたが、地元の人が金属の棒を持ってきて、南京錠を破壊
中に入ると土埃が凄い
ラバシュと野菜、チーズ、プレッツェル、お茶が夕食
ガソリンスタンドのお店では野菜、ラバシュ、お湯をもらった
廃墟で寝るのは、この旅初めてかも
ウクライナ人の彼はスーパーアクティブ
アクティブな私でも疲れた
彼といたら、エネルギーの消耗が早い
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2015年8月 ナゴルノカラバフ アグダムの教会 |
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